くらし情報『獣医師が解説する猫の脱走対策』

獣医師が解説する猫の脱走対策

また、リードをつなげるフックが設置されているキャリーもあります。猫にハーネスをつけて繋いでおけば、万が一キャリーから出てしまっても簡単に捕獲できます。二重で脱走を防止できるのでお勧めです。

車での移動中にキャリーから猫を出すのは大変危険なので絶対に行わないでください。ブレーキの下に猫がもぐって事故を起こした例が報告されています。

○予防法その4 子供がいる家庭での注意

子供が外に猫を出してしまったという話もよく聞きます。しっかり危険性について説き、開けっ放しにしないように教えましょう。子供がまだ乳幼児の場合はあまり猫と接触しないようにしましょう。
衛生面や脱走の危険性だけでなく、猫(特に老猫)は赤ちゃんの鳴き声や、強く触られることがストレスになることもあります。

○まとめ

猫は人間が考えているよりも行動範囲が広く、賢い動物です。うちの猫は大丈夫と過信せず、脱走対策を行いましょう。

(画像と本文は関係ありません)

■著者プロフィール
山本宗伸
獣医師。Syu Syu CAT Clinicで副院長を務め、現在マンハッタン猫専門病院で研修中。2016年春、猫の病院 Tokyo Cat Specialistsを開院予定。猫に関する謎を掘り下げるブログnekopediaも時々更新。
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