くらし情報『投資していいのは「国債」「国内外投資信託」だけ!? - 経済評論家が語るお金を増やす上で「やってはいけないこと」【後編】』

2016年1月6日 07:30

投資していいのは「国債」「国内外投資信託」だけ!? - 経済評論家が語るお金を増やす上で「やってはいけないこと」【後編】

――医療保険はどうでしょうか? 例えばガンにかかるとすごくお金が必要になると聞きますが……

山崎さん:「高額療養費制度」があるので、基本的に不要です。制度の自己負担分をまかなえる預貯金があるのであれば、保険に加入する必要はありません。

【高額療養費制度】
健康保険に入っている人が1月にかかった医療費の自己負担が高額になった場合、自己負担限度額を超えた分が後で払い戻される(保険の適応範囲内に限る)。

例えば年収370万円~770万円の人の場合、100万円の治療費が掛かったとしても、自己負担は8万1,330円。91万8,670円は国が負担する。

――「保険をかけたほうが良い人」はどんな人でしょうか?

山崎さん:子供が生まれたけどお金に余裕が無い若い夫婦です。子供が自立するまでの期間、「掛け捨てで死亡保障のみの保険」に入れば良いでしょう。貯蓄機能があるものがありますが、掛け捨ての保険と貯蓄の両方に手数料を払って保険会社の商売につきあっているということになりますのでやめましょう。
――家計への負担も抑えられそうですね

山崎さん:保険はそもそも「損な賭け」なのです。平均的に契約者が儲かると、保険会社は潰れてしまいます。

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