マイナンバーとお金の関係、専門家に聞いた!--「財産は徐々に捕捉されます」
――新しいマイナンバービジネスを始められる会社もありますね。
私どもも、マイナンバーをクラウド上でお預かりし、取得・利用経緯も記録できる独自のシステムを開発して、いつでもそれを管理できるし、それをお客さんに貸してお客さんにもやってもらうということを始めているのですが、かなり大変です。
○企業が支払う経費に関しては、マイナンバーの記載が必要になる!?
――企業にとっても、捕捉された感があって窮屈だなと思われている感はありますか。
ありますね。
――企業にとっては、煩雑さに加えて窮屈さを感じるということですね。
特に、社員がずっと勤めるような会社ならいいですが、たとえば短期で出入りがあるようなところは大変でしょうね。マイナンバーの管理をどうするとか。
――企業のお金周りでも、個人と同じような感じで、徐々に捕捉されやすくなるということはありますか。
最終的には、企業が支払う経費に関しては、マイナンバーが記載されている必要があるということにつながっていきますよね、恐らく。
――政府の「マイナンバーの提供を求められる主なケース(平成27年12月10日現在)」を見ると、契約先、例えばホステスさんへの報酬を払うにも、ホステスさんと契約している契約先がマイナンバーを収集しなければいけないとあります。