下野紘と福原香織が語る『カード・バトルZERO』の魅力 - 日本のアニメにインスパイアされた独特な世界観に注目
●演じるときの苦労
――実際に演じるときに気をつけているところはありますか?
下野「ヒロに関していえば、外国の方があてた声とかけ離れていなければいいかなって思っています。ただ、自分なりにこういう風にしたいなと思ってやりすぎてしまって、"すいません、もう少し抑えてください"と言われることもチョクチョクありますが(笑)、基本的には、自分がやりたいことをすごく自由にやらせてもらっているという感じですね」
――日本のアニメにアフレコするのとは違うなって思う部分はありますか?
下野「セリフのニュアンスなどは、言葉遊びじゃないですけど、向こうの感性なんだなって思います。突然に怒鳴りだしたりしますから(笑)。さっきまですごく和やかに笑っていたのに、急に『お前が悪い!』みたいに怒鳴りはじめる感性は、自分でもビックリします」
福原「急にMAXで怒りますから(笑)」
下野「怒っているわけじゃないのに急に大きな声を出すこともありますね。たとえば、ジョンのお姉さんのチャリティは怖いです。人気者ですごく美人なんだけど、そのお姉さんが目を見開きながら突然怒りだす。それが本当に怖いんです(笑)。原音を聞きながら家で練習したりするんですけど、聞いている途中で、"ちょっと嫌だな、このシーン"みたいなところがあったりもします」