2016年1月18日 14:13
翌朝起きたらハードウェア企業からソフトウェア企業になっているかも? - 日本GEの田中専務が語ったインダストリアル・インターネット戦略
LIXILの子会社である住宅設備機器・建材の工事、リフォームやメンテナンスを実施するLIXILトータルサービスは戸建て住宅向けの浴室設置における施工員手配を効率化させるためにこのソフトウェアを導入している。GEはソフトバンクを販売パートナーとして、このソフトウェアの販売を促進するという。
○本社をボストンに移転しソフトウェア開発に注力
このようにGEはソフトウェアに特化したビジネス展開を始めたので、「朝起きて見たらソフトウェア企業になっているかもしれない状況だ」と田中氏は冗談交じりに話す。しかし、これがあながち冗談とも言えない状況が田中氏の講演直後も次々と起きている。1月13日(米国時間)に同社は40数年ぶりに本社を米国コネティカット州フェアフィールドからマサチューセッツ州ボストンの中心街に移転すると発表した。ボストン周辺には、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学など世界でもトップクラスの大学が多数あり、これらの大学とデジタル技術やソフトウェア研究開発で連携を深め、技術に精通した人材も採用して「デジタル・インダストリアル・カンパニー」を目指す狙いだ。○家電ビジネスを中国ハイアールに売却
さらに金融ビジネスや家電ビジネスなどインフラやソフトウェア以外のビジネスの売却を次々と進めているのは先述のとおりだが、2015年末には日本における法人向けのリースおよび融資事業を三井住友ファイナンス&リースに売却することを明らかにしているほか、1月15日(米国時間)