2016年1月22日 08:00
若き起業家たちの夢とその戦略 (16) 僕が、学生から"10代の女性向けサービス"で起業家になった理由
そこで起業家の姿勢や考え方を間近で見ていたこともあり、自分でも何らかのサービスを作ってみたいなとはずっと思っていました。
そうして2014年1月に完成したのが、MAKEYのプロトタイプです。4年生の夏ころにはサービスへの思い入れが強くなり、就職せずに起業してサービスを開発・運営していきたいなと決心しつつありました。2014年8月に法人化し、入社予定だった会社の担当者にもその旨を伝えていましたが、それでもズルズルと内定式には参加してしまい……(汗)。
でも、そこで衝撃的なニュースを知ったんです。内定式と日を同じくして、内定先の企業が某ベンチャー数社を買収したことが発表されて……。しかも、そのうちの1つのベンチャーの社長が20代半ばと聞いて、気持ちが高まるのを感じました。そこで、失礼を承知で内定式後、改めて内定辞退したい旨を伝えました。
―― それは野心をくすぐりますね。では、まず設立当時のことを伺ってもよいですか?
はい。当初は代表2人体制でした。2014年1月時点で僕がアイデアを持っていて、のちに共同代表となるインターン先で知り合った友人と一緒に始めました。
その後、サービスを作る上で必要なエンジニア2名がジョインしてくれました。