2016年1月22日 12:00
花粉にダニ…アレルギー性疾患が次々と発症する「アレルギーマーチ」って?
最も大切なのは、抗原となる花粉やハウスダストを除去したり、回避したりするということだ。このうち、ハウスダスト、主にダニについては「掃除機がけは1畳あたり30秒以上の時間をかけて行う」「布張りのソファ、カーペット、畳はできるだけやめる」「フローリングなどのホコリの立ちやすい場所は拭き掃除の後に掃除機をかける」などの対策が有効だ。
加えて、ダニの繁殖を防ぐために部屋の湿度は50%、室温は20~25度に保つことも重要となってくる。また、ダニの発生しやすい布団は「週に2回以上干す。困難な時は室内干しや布団乾燥機で、布団の湿度を減らす」「週に1回以上掃除機をかける」ことが大切だという。大久保氏は、「ダニは布団の奥にもぐっているため、掃除機で吸い取るのは難しい」と指摘。布団を乾燥させてダニを死滅させ、たたいた上で出てきた死骸を掃除機で吸い取るという手順が正しいようだ。
また花粉については、外出時にマスクを着用したり、帰宅時に手洗い・うがいと鼻をかんだりするなど、基本的なことを励行しよう。
花粉が家に侵入してくるのを防ぐためにも、花粉がつきやすい衣服を避ける、衣服や髪の毛についた花粉を払ってから入室するなどの対策が有効だ。