くらし情報『いずれ訪れる“爆買い”がなくなる日』

2016年2月23日 09:00

いずれ訪れる“爆買い”がなくなる日

さらには「セラミック製の包丁」も注目されている。日本製の金属包丁は以前から売れていたが、「京セラ」自体の海外でのブランド力もあって京セラの「セラミック包丁」が“指名買い”されているという。「軽くて金属アレルギーの方でも安心して使用できることなどが理由」と広報担当者は語る。さらには日本製の文房具などにも人気が集まっている。いずれの商品も日本製の品質への信頼が客を引きつけている。来日経験が複数回あるという香港の夫婦は、日本製のバッグを購入。「クオリティが高いのが日本製の魅力」といってさらに店内の商品を見て回っていた。

同店はこういった個人客の増加を受け、今年の春節にあわせて中国人観光客にターゲットを絞った中国語での実演販売を始めた。
シャワーノズルの実演販売を担当する男性の横に立つ、女性店員。中国語ができるスタッフを意味する「中文」と書かれたマークを胸につけている。男性店員が日本語で説明したあと、女性店員が中国語で説明する。団体客であれば、中国語ができるガイドがいるだろうが、そのような通訳がいない個人客に対しての提案ができるように、ということだ。この日は上海から来た夫婦が足を止めて説明を聞いていた。

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