2022年4月22日 11:00
工藤阿須加、俳優兼農家の今 農業での“本質に触れる感覚”が芝居にもプラスに
番組を通して、工藤は「刺激を受けることも多かったです」としみじみ。「年齢に関係なく、ベイカーのみなさんが思い切ったチャレンジをしていました。もちろん何かに挑む上では恐怖も付き物ですが、『それを乗り越えたら新しい世界が見えるんだ』と改めて感じることができました」と話す彼自身も、2021年からは農業という新たな分野へのチャレンジをスタートさせた。
農家を始めたきっかけは、「コロナ禍の影響も大きい」という。「コロナ禍でいろいろなことがストップして、自分のことを見つめ直す時間がありました。そこで自分のやりたいこと、伝えたいこと、やらなければいけないことなど、いろいろと区分してみたところ、自分のやりたいこととして明確に浮かび上がってきたのが農業です。幼い頃に体が弱かった僕が、食を通して体が強くなったという経験があったために、もともと食に対しての興味や関心を強く持っていて。だからこそ農大に通ったりもして、僕の人生の分岐点にはいつも農業があるように感じています」と打ち明ける。
さらに「時間ができたら、落ち着いたら……。そんなことを言っていたら、何も手に入らないないし、何も見つけられないなとも思いました。