2016年3月29日 10:00
機械の目が見たセカイ -コンピュータビジョンがつくるミライ (11) コンピュータビジョン分野で活躍する企業・フリーランサー インタビュー(2)
運が良ければやりがいのある大きなプロジェクトに携われますが、運が悪いと得られるスキルもなく、取引先のわがままに大半の時間を割く仕事を延々とやらなければならない、ということもあり得ます。
サラリーマンはメリットも多いので、退職、転職することを強くお勧めする訳ではありませんが、「自分の名前で仕事を取る」ということを選択肢に入れてみてください。
著者プロフィール
樋口未来(ひぐち・みらい)
日立製作所 日立研究所に入社後、自動車向けステレオカメラ、監視カメラの研究開発に従事。2011年から1年間、米国カーネギーメロン大学にて客員研究員としてカメラキャリブレーション技術の研究に携わる。
現在は、日立製作所を退職し、東京大学大学院博士課程に在学中。一人称視点映像(First-person vision, Egocentric vision)の解析に関する研究を行っている。具体的には、頭部に装着したカメラで撮影した一人称視点映像を用いて、人と人のインタラクション時の非言語コミュニケーション(うなずき等)を観測し、機械学習の枠組みでカメラ装着者がどのような人物かを推定する技術の研究に取り組んでいる。