くらし情報『シャープと鴻海の記者会見 - 出資契約の正式調印、どう読むか』

2016年4月4日 19:40

シャープと鴻海の記者会見 - 出資契約の正式調印、どう読むか

できれば買い戻したい」と発言。「それが無理ならば、隣に68年の歴史を持つ1,800平方メートルの面積を持つ場所がある。この建物に最上階に、シャープ創業者である早川徳次氏の博物館を必ず作りたい」と語った。

今回の正式調印では同時に、早川徳次氏ゆかりの地に、高齢化社会に貢献する実験的なスマートホームとして、「早川徳次記念館」を建設することに関して、鴻海が資金面で支援することを約束する覚え書きの調印も行っている。

郭会長兼CEOは、「私はシャープが、今後100年間もイノベーションを進め、世界中で、成功を積み重ねることができるようにフルサポートすることを約束する。そして、私たちは、さらなる高見を目指すことを恐れずに進んでいきたい」と語る。

いよいよ鴻海の傘下で、スタートを切ることになったシャープ。新たな体制下において、早川徳次氏が生んだイノベーションに取り組むDNAや、「目のつけどころがシャープ」という言葉に代表される、シャープらしいスピリットが維持できるのかが、今後の注目点といえよう。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.