2016年4月7日 10:34
笠間稲荷や笠間焼だけじゃない! 知る人ぞ知るアートな街をぶらり散歩
●日本三大稲荷は春もいい! 森公園に広がる"芸術基地"も必見
日本三大稲荷の「笠間稲荷神社」や陶器の「笠間焼」で知られる茨城県笠間市は、2014年の観光入込客数は352万人と県内第2位の街。"陶芸の里"として知られているため、やや年配の人向けと思う人もいるかもしれないが、実は笠間は知る人ぞ知るアートな街歩きスポットとなっている。今回はそんな笠間の魅力・楽しみ方を紹介しよう。
○GWはつつじに陶芸に藤の花
笠間では毎年ゴールデンウィーク前後、約8,500株のつつじが見られる「笠間つつじまつり」(2016年は4月16日~5月8日)や200以上の陶芸家や窯元、地元販売店などが集う陶芸の祭典「笠間の陶炎祭(ひまつり)」(2016年は4月29日~5月5日)などで多くの人を集める。
パワースポットして名高い「笠間稲荷神社」は秋の菊祭りが有名だが、5月には樹齢400年を超える藤が花を咲かせ、境内は美しい紫のカーテンに彩られる。県指定の天然記念物の藤のひとつは八重藤で、花がブドウの実のように集合して咲く珍しい種類。境内の君が代に歌われた「さざれ石」、国の重要文化財に登録された権現造の本殿は必見だ。本殿には江戸時代の名工により柱・天井などに見事な飾り彫りがなされている。