二宮和也、秋元康氏企画で天才料理人役! 『おくりびと』監督と初タッグ映画
また、現代パートには綾野剛、笈田ヨシ、過去パートには西島秀俊、宮崎あおい、西畑大吾、竹野内豊も出演。物語の核を担うこの6人もまた、滝田監督がこだわった配役で、綾野は充の唯一無二の理解者で大衆中華料理店の雇われ店長・柳沢健役を、笈田は世界各国のVIPがその料理を食べに来るという中国料理界の重鎮・楊晴明(よう・せいめい)役を、西島は天皇の料理番として宮内省に勤めていたが「大日本帝国食菜全席」作成のため満州に渡る料理人・直太朗役を、宮崎は直太朗の妻・千鶴役を、西畑は直太朗の調理助手として雇われた若い料理人・鎌田正太郎役を、竹野内は満州国ハルビン関東軍司令部に籍を置く大日本帝国陸軍大佐で後に少将となる三宅太蔵役を、それぞれ務める。
「切る音、焼く音、調理の香り。それが本当に心地よくその素晴らしい香りに集まったこのキャスト。本当にうれしく感謝とともに現場に入れそう」と感慨を口にする二宮。「とにかく死に物狂いで頑張ります」と意気込んでいる。そんな二宮演じる主役・充と同じ"麒麟の舌"を持つ直太朗役の西島も「俳優という仕事を始めた頃から憧れていた滝田洋二郎監督と御一緒できるという事、非常にうれしく思っています」