2016年7月28日 10:00
2016年夏ドラマ、傾向分析&オススメ5作発表! - リオ五輪を控える「逆境の夏」にイチかバチかの大勝負
8月が目前に迫り、ようやく2016年の夏ドラマがそろった。録画視聴の増えた今となっては目安の1つにすぎないものの、視聴率は全体的に低調。初回視聴率は、『家売るオンナ』(日本テレビ系)の12.4%が最高で、その他の作品は10%前後に集中した。
なかでも、『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(フジテレビ系)は6.4%、『神の舌を持つ男』(TBS系)は6.5%、『ヤッさん~築地初!おいしい事件簿~』(テレビ東京系)は4.7%と厳しいスタートになり、「夏枯れ」なんて言葉が報道されている。
しかし、当然ながらドラマの面白さと視聴率はあくまで別問題。夏ドラマで本当に面白くて、今後期待できるのはどの作品なのか? 今回もドラマ解説者の木村隆志が、俳優名や視聴率など「業界のしがらみを無視」したガチンコで、今クールの傾向とおすすめ作品を挙げていきます。
夏ドラマの主な傾向は、[1]逆境に燃えるドラマ班[2]「イチかバチか」の大勝負[3]演技派主演vs二世俳優の3つ。
○傾向[1]逆境に燃えるドラマ班
もともと夏はドラマ業界にとっては、鬼門と言える時期。
社会人も学生も長期休暇が多いため在宅率が低く、「連ドラを毎週見る」