くらし情報『日本映画界の暗部と現役助監督の本音 - 「一生続けたくない」仕事に生きる2人の男』

2016年8月4日 10:30

日本映画界の暗部と現役助監督の本音 - 「一生続けたくない」仕事に生きる2人の男

日本映画界の暗部と現役助監督の本音 - 「一生続けたくない」仕事に生きる2人の男

●「やらせてやる」風潮の変化
みなさんは「助監督」と聞いて何を思い浮かべるだろうか? TSUTAYAがプロ・アマ問わず映画企画を募集するコンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM(以下TCP)」が昨年に引き続き今年も行われ、先月13日に締め切られた。受賞作には最大で製作費5,000万円(今年度は最低5,000万円)が約束されるという同社の"太っ腹映画愛"が話題になったが、その第1回で準グランプリを受賞したのが、助監督として映画業界に生きる2人の男だった。

加藤卓哉氏は、SNSの"裏アカウント"を持った女性が欲望と理性の狭間で愛に生きる姿を描いた『裏アカ』で「GREEN FUNDING賞」を、一方の片桐健滋氏は、訳あり物件に居住して部屋を浄化することを生業とする無気力女子が主人公の『ルームロンダリング』で「Filmarks賞」を受賞。奇しくも女性の人生を追った2人には、「助監督」としてどのような生き様が貫かれているのか。

両作のクランクインは来年初旬を予定しているという。同じタイミングで映画監督デビューを飾る2人の目には「やっと自分の映画が作れる」という希望の光と共に、決して明るくはない日本映画界の未来も映っていた。

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