2016年9月20日 11:00
映画で話題の「後妻業」とは? 高齢者とその家族が巻き込まれるトラブル
これは当然ですね。
○財産を守るためには
後妻業の女の場合、「公正証書遺言」を作成し、遺産のほとんどを自分が受け取れるようにします。こうした事態を防ぐためには、周囲の家族が普段から密に本人と接触をしてコミュニケーションをとり、後妻の相続分が多くならないように遺言書を作成してもらうことが必要です。もっとも、その前提として、妻が後妻業であることを夫に気づいてもらうことが必要ですが、うまくコントロールされているでしょうから実際は難しいかもしれません。
○まとめ
映画、『後妻業の女』が話題になり、相続について関心が高まっています。しかし、後妻業かどうかの判断は難しいですし、後妻の内心なんて分かることの方が少ないでしょう。やはり、後妻がいるいないに関わらず、親子・兄弟などの家族とは日頃からコミュニケーションをとっておくと、家族のピンチに早く気づけるでしょうね。
岩沙 好幸(いわさ よしゆき)
弁護士(東京弁護士会所属)。
慶應義塾大学経済学部卒業、首都大学東京法科大学院修了。『弁護士 岩沙好幸の白黒つける労働ブログ』も更新中。
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