2016年9月28日 12:00
坂上忍、怒りキャラとしての覚悟「言うからには結果も出す」- 今後のキャリアプランも
そうやってスタジオの空気を凍らせることがあって、"怒っている"につながったんじゃないですかね。
――今だと"怒りキャラ"を求められて、演じさせられることもあるのかなと思うのですが、苦労することは?
ここもレッドと似ている点になるんですが、仕込みだと感じたときにあんまり乗らないんです。そこでは乗らず、向こうが意図していないところで怒り出す。その方が相手もびっくりするじゃないですか(笑)。おそらく僕が相手だと向こうの人もけっこうな勇気で立ち向かってきていると思うんですけど、「この人ディレクターさんに言われてるんだろうな」って思うと、そういうときは逆に「すいません」って謝ったりして。そして、全然関係ないところで鋭い発言をすると本当にシーンとなる。その空気が嫌いじゃない(笑)
――サプライズ精神ですか!?
ひねくれているんだと思います。求められているところで頑張らないで、関係ないところで頑張るという。
――怒りんぼうのレッドを客観的に見て、怒りキャラについてあらためて考えたりしましたか?
この子はかわいいから何をやっても許せちゃうけど、僕はかわいくないんで(笑)。でも、憎めないキャラですよね、この子は。