くらし情報『長谷川豊、岡本夏生、上杉隆…出演者の降板劇はなぜ続く? "独立局の星"TOKYO MXへの期待と危うさ』

長谷川豊、岡本夏生、上杉隆…出演者の降板劇はなぜ続く? "独立局の星"TOKYO MXへの期待と危うさ

かつて「映らない幻のテレビ局」と揶揄(やゆ)された過去を持ち、「相手にされていない」「どうせ誰も見ていない」の自虐がベースにあるため、怖いものなし。「キー局では絶対に見られない」キャストとトークを売りにして、斬新な差別化を図っている。

特に近年はキー局が連日10数時間に渡って情報番組を生放送しているが、扱うニュースも、コメンテーターのキャスティングも、コメント内容も大差なく無難なものばかり。ハッキリと自論を話すMXの番組で溜飲を下げる人が増え、業界視聴率も高いと言われている。
だから善悪両方の意味でトラブルは確信犯であり、それも含めて活路を見い出しているのは明白。それなりに反省はしつつも、さほど懲りていないし、むしろトラブルはダメージというより、"勲章"のようになっている感すらある。

しかし、MXもただ過激な人物をキャスティングし、生放送で野放しにしているわけではない。西原理恵子の降板時にマツコ・デラックスが、「私たちはルールを守りながら、ギリギリのところで戦ってきた」と語ったように、称賛か批判か、爆笑か激怒か、「紙一重のところをトークできる人物をキャスティングし、最低限のコントロールはしよう」

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