くらし情報『独占スクープ「映画『デスノート』の最終ページ」 5時間4万字の記録 (1) 10年前にも連ドラを企画!? 映像化権取得と2部作連続公開が決まるまで』

独占スクープ「映画『デスノート』の最終ページ」 5時間4万字の記録 (1) 10年前にも連ドラを企画!? 映像化権取得と2部作連続公開が決まるまで

日本テレビ映画事業部はスタジオジブリなど、他社の企画製作作品に出資参加するのが主でしたが、2003年は日本テレビ自社で映画を企画・製作するということを打ち出した年。スタジオジブリと日本テレビの強いパイプを作り上げた奥田誠治が映画事業部部長として自社企画映画製作を推進し始めた年に異動出来たのは幸運でしたね。

私が佐藤敦の下で初めてプロデューサーとしてクレジットされたのが、岡田准一さんと黒木瞳さんが主演された映画『東京タワー Tokyo Tower』(05年)でした。奥田は2005年に公開されて大ヒットした『ALWAYS 三丁目の夕日』も手掛けています。これは当時ROBOTの阿部秀司プロデューサーからの持ち込み企画でした。今、その阿部さんとは、私が映画化権を獲得した『海賊とよばれた男』(2016年12月10日公開)を共にプロデュースしています。

――そういう流れから、『デスノート』で初の試みに挑戦しようと。

ええ。
『東京タワー』は興行収入16億を突破し、日本テレビオリジナルの企画・製作でさらなるヒットを狙うための企画が『デスノート』でした。だからこそ、いろいろなチャレンジをしようという目論見があり、「ドラマからの映画」

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