くらし情報『独占スクープ「映画『デスノート』の最終ページ」 5時間4万字の記録 (1) 10年前にも連ドラを企画!? 映像化権取得と2部作連続公開が決まるまで』

独占スクープ「映画『デスノート』の最終ページ」 5時間4万字の記録 (1) 10年前にも連ドラを企画!? 映像化権取得と2部作連続公開が決まるまで

を計画しました。集英社さんも賛同していただき、めでたく日本テレビが映像化の権利を獲得しました。2004年の頃に提案をして、翌年頭ごろに正式にOKをいただきました。

――ところが、実際にはドラマ化はなされなかった。

現場レベルでは連続ドラマ化はオーソライズとれていたのですが、会社上層部を含め全体の議論の中で、幅広い層の方が観られる地上波コンテンツとしては「ノートに名前を書かれた人間は死ぬ」という過激さが当時は認められませんでした。他局も同様の見解だったようで、地上波での連続ドラマを提案していたのはテレビ局としては日本テレビだけだったようです。

映像化の権利を得たのに、日本テレビ社内を通すことができなかった。当時の周辺環境含めて、日本テレビの考査基準を甘く見ていた我々のミスです。
昨年、『デスノート』が日本テレビで連続ドラマ化されましたが、それはやはり映画化をして多くの人に認知され、その映画をテレビで放送しても一切苦情がなかったからです。あくまでフィクションとしてのエンターテイメントであると多くの方に認めていただいたからこそ、実現できたわけです。

当時に話を戻しますと、映像化のひとつの条件である連続ドラマ化が崩れてしまったので、すぐに集英社さんに事情説明に伺いました。

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