高橋メアリージュン、『闇金ウシジマくん』凶暴闇金・犀原茜の怪演記録と別れ - 第2回「リターンズ? あるといいですね」
同じタイミングでご覧になってたみたいで、みなさん、試写室の外に集まっていました。そこで、山田さんが「お疲れ様でした」「次はまた別の作品でご一緒できれば」と私にも話し掛けて下さって。
――さすがに「終わり」を感じますね(笑)。
まさにその通りで(笑)。そこで「本当に終わるんだ」と実感しました。急に寂しくなったというか、犀原茜の気持ちが本当に分かったというか。犀原は丑嶋に対しての怒りや憎しみが、生きるパワーになっていました。私にとっての山田さんも、役者として特別な存在というか。
丑嶋はライバル的な存在だったので、プライベートでもあまり話さないようにしていました。実はそういう存在、私にとっては珍しいことで。演じる時と切り替える方もいますが、山田さんは徹底していて。私もそういう方がすごくやりやすかったので、私にとっては特別な存在でした。
――どんな役柄でもその距離感は心掛けていらっしゃるんですか。
もともと仲が良い方はあまり変わりませんが(笑)、今回のような距離感がある役だと自然に。演じやすくなるというものありますが、犀原であれば「債務者にナメられたくない」という思いと、「本当に怯えてほしい」