2016年11月1日 14:00
独占スクープ「映画『デスノート』の最終ページ」 5時間4万字の記録 (14) 菅田将暉が映画界で愛される理由とは? 松山ケンイチと池松壮亮の共通点
撮影現場では彼の味方、ファンがどんどん増えていきます。さすが「映画界で愛される人」だなぁと。自分にとって良い環境を作り上げることで、より俳優としてベストなパフォーマンスを出せる状態に持っていく。そういう計算はしていないでしょうが、自然と自分が緊張しないで臨める空気を作り上げています。これは本当にすごいことです。
――演技の面では?
(佐藤)信介監督が言っていましたが、こちらの要望に対していろいろな引き出しで答えてくれると。感覚的な指示しかできなくても、ちゃんとそれに対して答えてくれる。演出家にとっては非常にありがたい存在だと思います。
オーダーにきちんと答えながら、自らもアイデアを出す。監督のやりたいことを全うし、コミュニケーションを取りながら自分なりのオリジナリティもさりげなく加えています。
○松山ケンイチと池松壮亮の共通点
――先程は池松さんを「ヤバイ」とおっしゃっていましたが、どちらにもその表現が当てはまりそうですね。池松さんのどのあたりが「ヤバイ」のでしょうか。
池松くんの手のひらの上で、みんな転がされていました(笑)。そんなにしゃべるタイプでもないんですが、その場を掌握しているというか。