2016年11月4日 12:00
古舘伊知郎、日曜激戦区に怖気づく!? 12年ぶりのバラエティ復帰で察知した"閉塞感"とは
裏番組の研究などはされているのですか?
研究まではできていませんが、ただ1つ直感的なことも含めて思うことは、例えば『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)という番組は、強烈なビジュアルのメディアであるテレビの原点だなというのを感じます。やっぱり、自分がやりたくてもできない、怖くてやる気もさらさらないことをアウトソーシングして、タレントさんが委託されてやっているのを、日曜の夜に「よくやるなぁ」と思いながらボーっと見るというのは、最高の気分だと思うんですよ。自分はむいた梨を秋口にシャリシャリ食いながら、向こうはコモドオオトカゲと向き合ってるんですよ!? この構図こそ、テレビですよ!
――日テレさんだと19時台の『ザ!鉄腕!DASH!!』もそうですね。
本格的にカルガモ農法なんかやってない人や、家庭菜園すらやってない人が、自分がやった気になって『鉄腕!DASH!!』を見るんですよね。これはビジュアルのメディアとして最強だと思うんですよ。そういうことを考えてるんで、この枠を僕がやるというのは大変なことだと思って、今、怖気づいてます(笑)
――そうした強力な裏番組と対決するにあたっての対策はなんですか?
やっぱり自分を信じること、スタッフを信じること。