"ただのスーパースターではない"トム・クルーズの偉大さとは? E・ズウィック監督明かす
僕がしてみたいことを汲み、彼は100パーセント後押しをする。チャンスを奪ったりはしないんだ。
――『ラストサムライ』で世界的な俳優になった渡辺謙さんや真田広之さん、小雪さんなども、そうだったのでしょうね。
そうだ。その通りだよ。僕自身、演出家として本能的に、俳優たちの後押しを積極的にしてみたいと思っていて、なかには超有名な映画スターと仕事をしたくない人もいるくらいだからね。全部持っていかれるって(笑)。そういうことをしないスターが、トム・クルーズだ。
作品をよくすることが一番だということを、よく理解している男だからね!
■プロフィール
エドワード・ズウィック
アメリカのイリノイ州ウィネトカ生まれ。『昨日の夜は・・・』で、長編映画監督のキャリアをスタート。続いてアカデミー賞を受賞した『グローリー』および『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』を監督し、トム・クルーズを主演に迎えた『ラストサムライ』が大ヒット。そのほか監督作に、『戦火の勇気』、『マーシャル・ロー』、『ブラッド・ダイヤモンド』、『ディファイアンス』など。監督・プロデュース作品の近作は、トビー・マグアイア、リーヴ・シュレイバー、ピーター・サースガード出演『完全なるチェックメイト』がある。
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