2023年2月22日 12:30
上戸彩、仕事のプレッシャーは「冷や汗が出るくらい」 限界で生きてきたからこその現在
試写を観終わったときには、阿部さんと「けっこう出てたなあ」「わたしたち出てましたね」と言い合ったんですが、実は最初お話を受けた時は出番がもっと少なくて。最終稿でシーンが増えて、3人でお話を回していくっていう形になり、自分でも「こんなに出てるんだ」と驚きました。
○■仕事のプレッシャーも後悔しないように
――上戸さんは仕事をする上で、そうやってコミュニケーションを大事にされているのでしょうか?
昔は自分のセリフや役でいっぱいいっぱいで、とにかく「目の前の仕事を終わらせる」という気持ちだったんですが、今は「現場を楽しむ」ことを大切にしています。作品や役はもちろんのこと、それ以上に「この人と仕事してみたい」という気持ちも大きく、ご縁を大事にしたいなと思っています。
今、私には家族がいるので、家庭に響くくらいの作品だと、自分自身の心がついていかなくて。どうしても「今の自分にこの役はできるか。現場に迷惑かけてしまうのではないか」と考えてしまう。だからスケジュールや役作りを考えつつ、今回は阿部さんや池井戸さん、松竹さんとのご縁に惹かれて、自分が胸を張ってやり切れると思って出演させていただきました。