くらし情報『『逃げ恥』大ヒットで『半沢直樹』以降の勧善懲悪ブームが終了! - 秋ドラマ21作を総括! ベスト作品&俳優は?』

2016年12月28日 11:00

『逃げ恥』大ヒットで『半沢直樹』以降の勧善懲悪ブームが終了! - 秋ドラマ21作を総括! ベスト作品&俳優は?

あらゆるところから「お客さんを呼んで来よう」という妥協なきスタンスは、今後のドラマ界に影響を及ぼすだろう。

もう1点ふれておきたいのは、"婚前同居""契約結婚"というコンセプト。どちらもドラマでも何度か描かれてきたもので目新しさはなく、極めてシンプルな部類に入る。より多くの人々を感動させるためには、「貴族の末裔」「旧約聖書『カインとアベル』」「タワーカースト」などの奇抜なコンセプトは必要ない、ということが明らかになった。

■ポイント2:"連ドラ"らしさへの回帰

『逃げ恥』は、「ハイテンポ」「小ネタ詰め込み」一辺倒になりがちなドラマ界の流れを止めてくれた。両家顔合わせ、ハグ、新婚旅行、キスなどの小さな出来事が一話ずつ進むスローな展開こそ、連ドラ本来の楽しさ。目先の視聴率を獲るためにテンポを速め、次々に大きな事件を起こすことに熱心だった制作サイドには、目から鱗だったのではないか。

また、『砂の塔』が見せた「長編ミステリー&サスペンスの復活」も大きな意味がある。
21世紀に入ってから長編ミステリー&サスペンスは低視聴率を理由に減る一方。「一話完結でスカッと解決」の作品ばかりになって久しいが、終盤右肩下がりの『IQ246』と、右肩上がりの『砂の塔』の差が、「もっと長編を見たい」

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