2023年3月24日 11:45
元日向坂46宮田愛萌、アイドルになってから執筆の楽しさ実感「もっと書きたい」 子供時代から物語を作る遊びも
――タイトル『きらきらし』に込めた思いも教えてください。
短編集でいろんな主人公が登場するのですが、どの主人公の人生もきらきらしていて素敵だという意味を込めています。そして、人生はどれもきらきらしていて、『万葉集』の歌人にもきらきらした人生があるということも重ねました。
――同書で特にこだわったことは?
どのお話もちょっとだけリアリティがあるようにすることはすごく心がけて、現実とリンクするような、「この感情知っている!」というようなものを入れ込みました。
――『万葉集』の歌から想像を膨らませて書いたということですが、頭の中でどんどんストーリーが浮かんでくるのでしょうか。
そうですね。この歌だったらこういうシチュエーションも考えられるかもしれないと、全部「かもしれない」という妄想で膨らませていきました。
――昔から『万葉集』をそのような読み方で楽しんでいましたか?
もともと行間を読むことが好きで、ここはこういう風にとれるかもしれないと考えていたので、そういう経験が生きているのかもしれません。
――絞り出して小説を生み出すのではなく、どんどんアイデアが膨らんでいく?
そうですね。