2014年4月23日 11:50
これが日本のものづくり力 - 品質にこだわり続けるサイレックスの挑戦 (1) "切れない"無線LAN技術を実現するためのこだわりの空間
敷地面積は3387坪で、建物の広さは782坪、延べ床面積は1922坪だ。その外観は6年前から稼働しているとは思えないほどきれいだ。また、3階まで吹き抜けのエントランスも白を基調として、明るさと清潔さを感じることができる作りとなっている。
ざっくりと各階の構成を説明すると、1階が工場の生産ライン、2階が開発・設計チーム、そして3階が営業や生産管理などの部門に分かれている。また3階は顧客などと打ち合わせをするオープンスペースも設置されており、そこに一枚のプレートが飾られている。「TEAM Silex technology」と記載されたこのプレート、設計・開発、生産、品質、国内、国外、すべてが1つのチームとしてつながらないと求められる"切れない"という品質はクリアできない、ということを意識させるためのものだという。
また、そこから2階の一角を見下ろすこともできる。2階の一角はエントランス同様、吹き抜け構造になっている。
そこは会議室とは別に、アイデアなどを社員同士で出し合ったりするクリエイティブスペースとして活用されている場所で、開放感のある空間で、自由闊達にアイデアを出し合って、製品開発に結び付けている。