くらし情報『映画『3月のライオン』は原作をどう立体化したのか? それぞれの視点 (4) 神木隆之介は、"英才教育"で撮影の力学を知る俳優 - 大友啓史監督』

2017年4月20日 11:00

映画『3月のライオン』は原作をどう立体化したのか? それぞれの視点 (4) 神木隆之介は、"英才教育"で撮影の力学を知る俳優 - 大友啓史監督

でも、もしかしたらそれを自覚することで、役を理解しやすくなっていたのかもしれないですね。

彼も意識していなかったと言うけど「バックグラウンドが似ているよね、零君と」と言ったことが、神木くんが「零を引き寄せて考えるきっかけになった」と言うので。力のあるパフォーマンスができているとしたら、もしかしたら彼の得てきた何かが力になっているかもしれないし、その可能性を信じて、キャスティングしています。

――それでは、役者としての神木さんについては、どのような印象を抱かれましたか。

演じることがすごく自然な役者ですよね。この若さですごいキャリアを持っている。撮影というのはどういう力学で、どういう現場なのかということを、子供の頃から知っている、英才教育を受けているわけです。だから面白い立ち位置にいるなと思っていて、本当に30歳、40歳、50歳になってどうなるのかが楽しみだし、全く違う役をどんどんやらせてみたいと、みんな思うんじゃないでしょうか。
――今後、もっと意外な役もどんどん演じられたりとか。

今もけっこう、とがった役もやっているとは思うんですが、僕らは子役の時から神木くんを見ているから、日本人全員が神木くんの母親みたいな気分になってますよね(笑)。

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