2017年8月19日 16:55
『スパイダーマン』新作、"巨大フェリー真っ二つ"はガチだった!
フェリー前方部分を実際に建設し、地面から約2m持ち上げられたところで、油圧によって半分に割られる仕組みが考案された結果、実際にフェリーが真っ二つに裂かれる様子が撮影できたという。
その流れとしてはまず、木製の短尺模型を作り、実際のフェリー「スピリット・オブ・アメリカ号」のサイズを測って、3Dモデルから設計図へと展開。最終的に完成したセットは、横幅20m、高さ14m、長さ30mと巨大なもの。これを使ってフェリーが真っ二つに裂け、大量の水が押し寄せるシーンが撮影された。プロダクション・デザイナーであるオリヴァー・ショールは「セットとそれを支えるジンバルの重さは約10トン。撮影機材が12トン。そこに15万トンの水が流れ込むことになる。建設からリハーサルまでは5カ月くらいを要したが、すばらしいセットが完成した」と振り返る。
トム・ホランドもこのシーンの撮影に関して「僕にとって最高の1日になった」と語りつつ、さらに「フェリーが真っ二つに裂け、車やらタンクやらがそこらじゅうに放り込まれていく。そこにスパイダーマンが飛んできて、戦う彼をカメラが一周するように追いかける。これを全部ワンショットで撮影したんだ」