2023年11月17日 12:30
阿部顕嵐、主演舞台『桃源暗鬼』で伝えたいこと 「観て終わりの作品だとあんまり意味がない」
ただ、僕はどんな作品も基本的にそのスタンスではあって、“自分”ではなく、いかに作品を愛してもらえるか、常に考えています。
だからこそ、今回の稽古中は『桃源暗鬼』しか読みたくないです。漫画好きとしては、いろいろな作品を読みたい気持ちもありますけど、稽古中と公演中は『桃源暗鬼』しか読まずに行きます!
――たしかに、「迷った時は原作に立ち返る」という話も聞いたりします。
やっぱり困ったときは、原作に戻るのがすごく大事だなと思います。『桃源暗鬼』はアニメ化もしていなくて、舞台で初めて動きのある表現が出てくるわけだから、ありがたいですが、自分で動きを作っていかないといけない。逆に、もしこの先、他のメディアミックスがあるなら、影響を与えられるくらいの動きをしたいなと思います。例えば、声優さんに真似していただいたり、「舞台であんな動きをしていたから、漫画やアニメにも取り入れたい」という話が出たりしたらうれしいです。
――原作者の漆原侑来さんも、X(旧Twitter)で阿部さんが四季を演じられることをとても喜んでました。
僕のことをもともと知ってくださっていたそうで、うれしいです。僕、漫画を描ける方のこと、すごく尊敬しているんです。