ハリウッド版『デスノ』L役俳優、日本版の松ケンを研究「歩き方を参考に」
そういうことを念頭に置いて演技をしていたよ。後は感情面。普段は冷静で感情的にならないけれど、ものすごく怒ったりすることもあるような気がしていてね。だから、何かがきっかけでものすごく怒ったりするようなこともあり得るだろうと思っていたよ。
――ところで、日本は初めてだそうですね。『デスノート』が生まれた国という意味で、何か感じるものはありましたか?
日本でこの物語が生まれたことにまず驚いたよ。日本は清潔で安全で素敵な場所だったから、こういう物語が生まれるとはね。でもある意味で納得するところもあって、本当によく出来ている話だとも思う。
オリジナルの漫画やアニメを観ているから、自分がその世界にいることの実感もすごくわくよ。だから、ここ日本で『デスノート』について話していることが、すごくしっくりくる。アメリカで話していても、いまいち世界観が違うので、ピンと来ないことも多々あった。違和感だよね。でも日本に来ていたら実感がわくので、ある意味不思議な感じもするけれども、自分の中ではつじつまが合っている感じだよね。
――ただ、善とか悪とかジャスティスとか、どっちかっていうとアメリカっぽい感じがしていて、そちらで実写化した今回の作品も、それはそれでしっくりとくる印象でした。