くらし情報『柿澤勇人、蜷川組で見た"地獄"にミュージカルでも勝負の思い』

柿澤勇人、蜷川組で見た"地獄"にミュージカルでも勝負の思い

さらにダンスもタップもありますから、盛り沢山ですね。

――今までに出演されたなかで、そこまでハードな作品はありましたか?

20歳の時に出演した『人間になりたがった猫』というファミリーミュージカルは、タップこそありませんでしたが、すごく踊っていました。その時も死ぬほど稽古したんですけど、それ以降はもう踊らないと思っていたので、ここへきて……と思いました(笑)。

――踊りもあり、高いところでのタップもあり、ワイヤーアクションもありで、今まで史上最高難易度に近い大変さ、でしょうか?

そうかもしれないですね。

――そういった大変な思いをしても、舞台に立ち続ける、原動力はどのようなところにあるんでしょうか?

うーん、難しいですね。しんどい割合の方が、全然多いです。「楽しい」と思うのは、たぶん本当に、一瞬なんです。結局、芝居って虚構じゃないですか。
そこにいるのは僕ではなく、役なわけで、全部嘘。でも嘘をやり続けて、ふとした時に、本当に本心で会話ができる瞬間がある。楽しいのは、その時です。

よく「大きな声が出て、歌えて、気持ちいいでしょう」と言われますが、舞台上ではまったく思ったことがありません。

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