くらし情報『柿澤勇人、蜷川組で見た"地獄"にミュージカルでも勝負の思い』

柿澤勇人、蜷川組で見た"地獄"にミュージカルでも勝負の思い

僕が蜷川組の先輩に「ここがわからない」と色々聞くと、すごく親身になって丁寧にアドバイスをくださって。蜷川さんにボコボコにされてきているので、優しいですよね(笑)。

――ボコボコになっても凹まないですか?

凹みますよ、毎晩一人で泣いていました。でもあの経験があってから、やっぱり変わりましたね。すごく大きな出会いでした。

――いろいろな作品を経て、30歳をむかえられたと思いますが、30代の抱負を教えてください。

19歳からの役者人生、10年経ちました。本当に突っ走ってきて、いい経験もあったし、嫌な経験もあったし、とにかく150%アクセルべた踏み、くらいで生きてきた感覚があります。
それはそれで間違ってなかったと思うのですが、2016年の『ラディアント・ベイビー』でアキレス腱を切るケガをしてしまって、そこからは「無理しすぎなくてもいいんじゃないかな」と思うようになりました。もちろん一生懸命頑張るけど、メリハリをつけないと、本当に倒れてしまう。20代は猪突猛進に走っていたので、今後はもう少し視野を広げて、芝居を楽しめるようになれば、と思っています。

■柿澤勇人
1987年10月12日生まれ、神奈川県出身。

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