くらし情報『『超高速!参勤交代』土橋章宏、なぜパラ五輪題材? "成熟社会"の理想像』

2018年4月29日 10:00

『超高速!参勤交代』土橋章宏、なぜパラ五輪題材? "成熟社会"の理想像

ヨーロッパはそのあたりがほとんどないらしいのですが、日本人はどうしても声をかけてきてくれる人が少ないと。きっとシャイな国民性もあるのかもしれません。その原因を聞いてみると、小学校からの教育現場に問題があるのではないかと。ヨーロッパでは多様性を認める教育が進んでいるので、みんな当たり前のように手を差し伸べる。なるほどと思いました。そういう僕が感じたカルチャーショックを、映画で味わってもらえたらいいなと思います。本来であれば、障がいよりも「人格」が前に出て来るべきなんですよね。

――最近は、日本でも「多様性」という言葉を頻繁に耳にするようになりましたね。


そうですね。その時流に乗って、今回の作品も受け入れてもらえればと。バリアフリー化は高齢者やベビーカーを使う人にとっても大きなメリットがあります。そういう社会的な貢献の一端にもなりますし、やりがいのある作品だと感じています。

――ブログには、本作に込めた思いが、「パラリンピックを見ることにより『人々はそれぞれ違う』『見た目が違ってもそれぞれ普通に人格がある』ということを知り、慣れることにより、車椅子にもベビーカーにも赤ちゃんの泣き声にも腹を立てず、むしろ助けたりできるような成熟した社会になればよいなと思います。

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