くらし情報『気鋭監督アンシュル・チョウハン、日本映画界に感じる“自由” 映像制作集団「g」で新作プロジェクトも』

気鋭監督アンシュル・チョウハン、日本映画界に感じる“自由” 映像制作集団「g」で新作プロジェクトも

2019年からはアニメーションの仕事を離れ、映画製作に専念している。尚玄とMEGUMI、松浦りょうが共演する最新作『赦し』は、2022年の釜山国際映画祭でキム・ジソク部門邦画唯一のノミネートを果たし、ワールドプレミア上映された。2023年には日本全国で上映が開始され、70館もの劇場で公開実績を作った。日本のみならず、イタリア、スペイン、アメリカ、ドイツなどで上映も決定している。

アニメーターから転身し、映画監督としてのキャリアも順調満帆に見える。「映画の仕事を始めて7年。まだまだ道のりは長い。作品を実現するにはひたすら忍耐が必要です」と苦労を口にしながらも、「脚本から監督、編集までクリエイティブな部分の映画作りは、本当に自分にとって好きなことなのです」と真っすぐに語る。


●モットーは「正直であること」
チョウハン監督が映画作りで最も大事にしているのは、「唯一つ、自分にウソをつかないこと、正直であること」という。「偽物だと思われるようなシーンは、作るべきではない」とまで言い切る。

「もちろん、限られた予算では限界がありますが、最大限に努力し、正直でいることを心掛けています。長編2作目の『コントラ』はまさにそう。

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