忽那汐里、海外進出で芽生えた“日本人としての誇り”「これからも大切に」『デッドプール』ユキオ役の反響も語る
――14歳までオーストラリアのシドニーで住んでいた忽那さんでも、相当なチャレンジなわけですね。
海外に住んでいたと言っても、家族と住んでいたので。さすがに1人で半年以上海外にいなくてはいけないというのは嫌ですね(笑)。もともと一人旅もしないタイプだったので、半強制的に違う国で長期間生活しなければいけないというのは、人としてチャレンジングな分、自分と向き合いますし、そういう意味で成長はすごくあると思います。
――人としても役者としても成長を感じられそうですね。
一流のスタッフさんと仕事ができるというのは、とても恵まれているなと感じています。自分自身のパフォーマンスも変わりますし、みんなで異国で長期間撮影に挑んでいるからこそ、気持ちの面でも違うというか、すごく濃厚な現場を経験できているなと思います。そして、現場だけでなく人生としていろんなことを経験できていて、それが芝居の成長にもつながっていると思います。
○「日本人であることを前面に出して活動していけたら」
――逆に、海外に出たことで気づいた日本の良さはありますか?
ここ数年海外に出ている中で自分に起こった一番大きな変化は、日本人としての自分、日本人としての誇りがすごく強くなりました。