忽那汐里、海外進出で芽生えた“日本人としての誇り”「これからも大切に」『デッドプール』ユキオ役の反響も語る
以前は正直そういうものはなかったのですが、外国の文化にはない繊細さなど、日本ならではの魅力を感じるようになり、海外の現場に入ると、そこを前面に出してアピールするようになりました。
――今後の活動はどのように思い描いていますか?
今自分がこういうことを伝えたい、こういう作品に出会いたいと思うものを確実にやれるように、引き寄せていけたらいいなと思います。私たち役者は、自発的に企画を立ち上げない限りは、オーディションを受けて、巡り合わせで作品につながっていくので、なかなか自分の思い通りに行かないと思いがちですが、ちゃんとアンテナを張っていたら、自分がその時にやるべきものに巡り合えると思うので、そうなっていくようにやっていけたら思います。
――そして、日本人としての誇りを胸に、日本の良さを発信していきたいという思いが、これからの一つ大きな原動力になっていくのでしょうか。そうですね。そこが一番の自分の特徴というか、ほかの海外の役者さんとは違う自分らしさだと思っているので、これからも日本人として誇りを大切に、日本人であることを前面に出して活動していけたらと思います。
■忽那汐里
1992年12月22日生まれ、オーストラリア出身。