高橋文哉、撮影中に感情あふれ号泣「自分でも覚えていない」 芸能界に入り“夢”がすべて“目標”に
なので、原作では初恋の女の子がいるとか、今は男の人が好きとか、感情を具現化して作品に落とし込んで、自分の言葉で言えるようにしていました。
――それは、どのように努力されていたんですか?
感覚なので難しいのですが、本当に心から変えるような感じでしょうか。「この役だから、こういうことをやるだろう」ではなくて、自分がユカちゃんをまず理解しないといけない。もちろん、役に体型を近づけるなど、やらないといけないことはありましたが、何をやるよりも前に、鮎川龍二、ユカちゃんという役をしっかりと理解しないと、と。
その上で僕が大事にしていたのは、「かわいくなりたい」という気持ちでした。もう、すべてはかわいくなるため。僕に「かわいくなりたい」という感情が芽生えた時に何をするかをとにかく考えて、すべてやりました。ふだんの僕だったら、たとえば7時に家を出るなら6時55分に起きるのですが、『ブルーピリオド』の撮影の時は、1時間前に起きてスチームを浴びて炭酸パックして半身浴して……もはや、ユカちゃんには「大事な日」とかないんですよ。
毎日なので!
ありのままの姿になるところもあったので、体づくりはそのために頑張ったようなものでした。