『カメラを止めるな!』上田監督、奇跡の舞台裏と“ワイルド親父”の教え
高校卒業する時、映画監督になるかお笑い芸人になるか迷ったぐらいお笑いが好きでした。
――斎藤工さんがブログで絶賛されていて、その他の著名人の方も「映画界に一石を投じる作品になる」と評価している方が多いです。ご自身としてはどのように思っていらっしゃいますか?
僕は「映画界を変えたい」という思いでこの映画を作った訳ではありませんでした。本当に面白いものをただただ作りたかっただけです。でも、『カメラを止めるな!』がきっかけで普段劇場に行かない人が行くようになって、劇場で映画を観ることのすばらしさに気づいた人からの声をいだくので、それは本当に嬉しいですね。
「低予算でキツイ」「人手が足りない」「時間が足りない」「原作ものばかり」そういう声を聞きますよね? 僕はあまりそういうことを思ったことがないんですよ。別に否定するわけではないんですが、そういうことをボヤいてるだけじゃ何も変わらない。とにかくやるしかないわけで、まずは「じゃあ、どうするか?」って前を向こうよって思います。
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