“見つめる女”好演に反響、16歳当時の芝居を見た斎藤工が涙…注目の俳優・桃果に迫る
と思っていました。
――山田さんは、普段からこれからの映画界についてのお話をされているんですね。
常に何かを変えたいというか、意味があることをしていきたいとお話されています。『マンガ家、堀マモル』も、『唄う六人の女』と同じ伊藤主税プロデューサーが関わっていて、よく知っている方々との現場だったので、安心して撮影に臨めました。
○常に自分と向き合い、ポジティブに「変えていくこと」を考える
――演じた春ちゃんへはどんな印象を持ちましたか?
共感できる部分が多かったです。春ちゃんはもともと明るくて、ちょっとうじうじしているマモルを引っ張っていくようなキャラクターです。一見、強いし、しっかりしていますが、いろんな思いもあって、強がっている部分もあって、本音を言えないところもある。そういった一つひとつ、お母さんに本音を言うところなど、春ちゃんの気持ちがよく分かりました。
――お母さんとのシーンは、観ているこちらもつらかったです。
あのシーンは一番きつかったです。お母さんだからこそというか、お母さんの前でだけは、子どもになってポロっと出ちゃう。そこまでつらくはないくらいの顔をしなくちゃと思いながらも。