2018年10月27日 12:05
成河&福士誠治、演劇畑2人が語り倒す『スリル・ミー』の魅力&演技論
福士:これは、決まりましたね。我々は『スリル・ミー』大阪バージョンで。
――関西弁ですか!?
福士:「誘拐だ!」と言ったら、「おま、あかんでそれはほんま!」。
成河:他言語ミュージカルだ(笑)。僕は韓国語も入れようかな。
福士:「ナイフって、おま、なんでやねん!」テンポ感が変わっちゃう(笑)。
成河:「はいどうも〜」って(笑)。まあでも、稽古場でも恥をかきながらやっていきたいよね。
40歳になっても50歳になっても「生意気なこと言いやがって」と思われるような立場でいたい。
福士:疑問を残しておくとあまり良くないことになるし。まあ、疑問のままにしておきたいところもありますけどね。「わからないで演じられるの?」と言われても、けっきょく人間だってわからないで生きてるから。
成河:最近、そういう時にどういう風に返したらいいのかわかったよ! 「わかりたいから、やっているんです」。
福士:じゃあ、「早くわかれよ」ってなるかもしれないけどね(笑)
●『スリル・ミー』が人を惹きつける理由は?
○緊張と緩和の構成
――『スリル・ミー』は世界中で上演され、日本でも何度も再演されていますが、何がそこまで人を惹きつけるのだと思いますか?
成河:逆に、気になるよね。