SNSやスマホは、今や日常生活に欠かせないもののひとつですよね。でも、女性のSNSの投稿にうんざりしている男性も多いみたい。そこで今回は、男性が引いてしまう「SNSの使い方」を3つご紹介します。■ 個人情報への配慮が少ない「彼女は普段から『可愛い子が好き』『私の友だちは美人しかいない』と、同性のルックスにすごくこだわる子なんです。なかでも、彼女が仲良くしてる子は、本当に可愛くて芸能人のよう。……なんで知ってるかというと、その子がLINEのアイコンを変えるたびに、彼女が僕にまで「ほら見て可愛い!」と見せてくるから。『でも前髪ないほうが可愛いよね』なんて彼女は言ってますが、知らない男に勝手に顔写真見せられて、影でなんか言われてるなんて、その子がかわいそうだと思うよ」(24歳/IT)この彼が気にしてるのは「個人情報とか気にしない子なんだなあ」という点のよう。自分の写真も彼女は「勝手に友人に見せているのでは?」「なにか悪口のようなことを言われているのでは?」……と、疑心暗鬼にもなるようです。「悪口をいう人は自分の悪口もよそで言っている」と同じ理屈で、「個人情報にゆるい子は、僕の個人情報も漏らす」と考える男性も多いみたい。■ 勝手に写真を撮って載せられる「彼女が、僕のことをSNSでめちゃめちゃのろけてるんですよ。デートの出来事や僕が言ったことは絶対書くし、『いつ撮ったの?』と思うような僕の写真がインスタに載っていることもあります。食べたものの写真にも僕の手が映り込んでいるような、『匂わせ投稿』もしているみたい。いっぱい「いいね!」がついて彼女はうれしそうだけど、デート中なにをしててもSNSのために見えるし、そもそも知らない人に自分のことを晒されたくないんだよなあ」(26歳/商社)自分のことをSNSに書かれるのがイヤという男性も多いようです。誰が見ているかわからないし、ふとしたことで自分と彼女のリアルなつながりがネットを通してバレるかもしれない。「本命じゃないから見られたら困る」からではなく、プライベートなことを許可もなく世間に晒されるのがイヤで、自慢のネタになるのも嬉しくはないそう。2人の時間は自分たちだけの思い出にしたほうが、男性は安心なのかもしれません。■ 仕事内容をあけすけに載せる「フリーで仕事をしている、僕の彼女。SNSもこまめに更新しているんだけど、気になることがひとつ。仕事で行く有名企業を「○○会社なう」「いい仕事できそう♡」など、写真つきで投稿するんです。忙しいとか、大企業から仕事を受けてるアピールのようですが、守秘義務ってありますよね。彼女がそこにいることを知られちゃいけないこともあると思うよ。いつか訴えられるんじゃないかと不安です」(27歳/音楽関係)これもまた「言ってはいけないこと」を平気で公開する恋人に対する不安の声。とくに社会人の男性は、守秘義務やコンプライアンスなどの教育を受けることもあり、こういったことに気を配っている人も多いです。うかつな投稿をすると、一度で「非常識な子」枠に入れられてしまうかも。「仕事も恋も充実」なキラキラ感をアピールする方法は他にもあるはず。おしゃれな購入品やディナーの写真など……当たり障りのない内容でのアピールがベターでしょう。■ SNSは自慢をする場所ではないかもステキな彼がいる自分、可愛い友達がいる自分、キラキラした自分……。自慢したい気持ちは誰にでもあります。しかし、そのやり方には注意が必要でしょう。ささやかな自慢のために、他人の気持ちを考えずに大事なことを人に漏らしてしまう女性を、男性は「この子といるといつか嫌な目に遭うな』と思ってしまうよう。こんな時代だからこそ、他人のプライバシーに気を配れる女性は男性からの好感度が高めのはず。(中野亜希/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年05月15日映画化もされたバーナード・スレイドの傑作戯曲『Same Time, Next Year』が、剣幸主演で開幕した。不倫から始まる男女の25年を描く二人芝居。剣の相手役は坂田聡と大沢健という、まったく持ち味の違う二人がダブルキャストで務める。演出は荻田浩一。坂田が出演した回のゲネプロをレポートする。舞台は1951年、北カリフォルニアの海辺のコテージ。大きなダブルベッドには、男と女がいる。偶然の出会いから一夜を過ごしてしまったらしいドリスとジョージだ。甘いピロートークが展開するかと思いきや、会話から次第に判明するのは、お互い所帯持ちであるということ。しかしジョージが抱く罪悪感が、自分には子どもが二人いると言っていたけれど実は三人なんだというようなことだったりと、不倫カップルのわりにどこか憎めない。お互いの家庭の悩みなども打ち明けなんとなく心を通わせ、年に一度、同じ場所で落ち合うことを約束する……。時はとんで1956年。ずいぶん洗練された大人の会話をするようになった二人。1961年、ドリスは8か月の妊娠中。1965年、1970年――年に一度しか会わない彼らは、登場するたびに外見も内面も変化していく。特に、ドリスの変貌はまぶしい。世間を知らず、学もなく、もしかしたら家庭内で抑圧されていたかもしれない女性が、大学に行き、事業を立ち上げるまでになる。ブロードウェイでドリスを演じたエレン・バースティンはトニー賞主演女優賞を受賞したが、日本版ドリス・剣も素晴らしい名演だ。時が経つごとに精神的に成長していくが、ドリスの芯の部分――朗らかさや優しさといったところがぶれずにあるため、外見がいくら変わろうと違和感がなく見ていられる。対する坂田のジョージは逆に、外見は少しずつ変化しながらも、時を経ても変わらない“男のどうしようもなさ”がずっと貫く。自由に羽ばたくドリスを受けの演技で包み込む、そんな坂田ジョージもまた、愛しい。さらに、ここにダンサーの橋本由希子と鈴木凌平が彩を加える。愛を象徴する概念のような存在かと思いきや、ドリスとジョージをいたずらっ子のような表情で見つめたり、小道具を出し入れしたりとシーンにも関与。愛の妖精、もしくはキューピッドのような存在?彼らの存在が作品を一段、洗練されたものに押し上げた。演出の荻田の手腕が光る。それぞれが年をとるごとに変化していくように、二人の愛情の質も、次第に変わっていく。1975年、最終的に行きつく場所は友情のような、同志愛のような、熟年夫婦のような……いや、愛をカテゴライズするのすら無粋かもしれない。コンプライアンスに厳しい昨今だが、不倫カップルの話なんて……と眉を顰めるなかれ。男女の性愛の先にあるその愛は人間臭く美しく、しっかりとした質感を持ってそこにある。この二人の愛が羨ましいとすら思える。ある意味、究極のファンタジーかもしれない。公演は5月23日(日)まで、東京・赤坂RED/THEATERにて。取材・文:平野祥恵
2021年05月14日山下智久や新垣結衣、小池徹平、中尾明慶、紗栄子…錚々たる顔ぶれをスター街道にのせた、阿部寛主演のドラマ「ドラゴン桜」が16年ぶりに帰ってきた。新たな「ドラゴン桜」で、阿部さん演じる桜木建二が指導したかつての東大クラスの1人であり、今回は桜木と師弟を越えたコンビを組む水野直美を演じているのが長澤まさみだ。前作を知るファンも、今回始めて触れる人も長澤さんと阿部さんの豪華共演となれば注目必至。「私にとって『ドラゴン桜』は青春が詰まった作品」と話す長澤さんは、今年3月に行われた第44回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞に輝くなど、この16年の間に俳優として目覚ましい躍進を遂げてきた。東大を目指す高校生だった“水野”が桜木のバディに今作は、週刊漫画誌「モーニング」(講談社)にて2018年から連載中の三田紀房による「ドラゴン桜2」が原作。2005年7月期に放送された前作ドラマから15年後を描くが、いまの時代の日曜劇場でやるべきエッセンスを入れた、ドラマオリジナルの展開が予定されている。脚本は「グランメゾン東京」のParaviオリジナルドラマ「グラグラメゾン東京~平古祥平の揺れる思い~」ほか、「漫画みたいにいかない。」「住住」「素敵な選TAXI」などを手がけてきた放送作家オークラと、阿部さんの主演映画『祈りの幕が下りる時』などの李正美が担当し、新たな風を吹かせようとしている。前作では、倒産寸前の私立龍山高校で起死回生の再建策として創設された、東大受験のための特別進学クラスの生徒だった水野。小料理屋を営む母親(美保純)は酒と男性関係にだらしがなく、彼女は軽蔑していた。自身は客からのセクハラにも遭い、進路や人生についてもどこか投げやりで希望を持てないでいた。やがて桜木との出会いで東大を目指すことになるも、母親が倒れたことで受験を断念。今作ではその後、一浪して東大に合格し、弁護士資格を取得して桜木が設立した法律事務所で働いている。「東大を出たら人生が180度変わる」という桜木の教えを実践したわけだ。龍山高校の一件以降、学校再建のエキスパートとして順風満帆な弁護士人生を歩んでいた桜木だったが、2年前のある出来事がきっかけで行方不明に。それを水野は探し出し、今回の舞台となる偏差値32の龍海学園に立ち上げた東大専科へと引っ張ってくる。その中から5人を東大に合格させなければならない。「直美ちゃんが立派な大人になって」と感慨深くなる視聴者も少なくないが、桜木と水野は令和の時代の高校生にどう立ち向かっていくのか。「半沢直樹」テイストが若干加味された中、これからが見逃せない。第1話から世界トレンド1位!令和の生徒たちにも注目「本当に長く愛されている作品で『好きだった!』と今でも言われることが多く、前作から16年も経っていたという実感が私自身あまりありませんでした」とコメントしていた長澤さん。前作に出演した2005年は、『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞など多くの映画賞を受賞し、一躍脚光を浴びた直後のこと。それ以降も一線で活躍してきた長澤さんは、『海街diary』でカンヌの地も踏み、台湾や中国の作品にも出演、第22回上海国際映画祭に登場した際には現地のSNSでトレンド入りしたという。『キングダム』(19)で2度目の日本アカデミー賞最優秀助演女優賞に輝き、続く今年は『MOTHER マザー』『コンフィデンスマンJP -プリンセス編-』(ともに20)の2作品で同・優秀主演女優賞にノミネート、毒親といえる母親役を熱演した前者で初の最優秀主演女優賞を獲得する。後者でも、主人公ダー子役でコメディエンヌとしての魅力を振りまき、悲しい出来事が重なったものの映画第3弾『英雄編』が来年公開予定。『プリンセス編』には「この年で『ドラゴン桜』をやるとは思わなかった…」とこぼす、匂わせ(?)セリフもあった。前作で新進の若手俳優というポジションだった長澤さんは、名実ともに日本を代表する俳優のひとりとなった。そして今作の龍海学園“東大専科”の生徒役にも次世代を背負うことになるはずの、高橋海人(King&Prince)、平手友梨奈、加藤清史郎、南沙良、鈴鹿央士、志田彩良、細田佳央太が抜擢。さらに、2年前に桜木が表舞台を去った原因となる元生徒役に佐野勇斗、水野の1年後輩で龍山高校から東大を出た起業家に林遣都と豪華な顔ぶれが揃う。令和の時代の生徒たちは、かつてのコギャルやヤンキーとは全く異なる。物心ついたときからネットやスマホが存在するデジタルネイティブ世代であり、社会全体に停滞ムードが漂って久しいこともあって、「無関心で無気力」と桜木から言われてしまう(もちろん例外も存在するが)。長澤さん演じる水野も、前作第1話で桜木に言われて響いた「バカとブスこそ東大へ行け」という言葉を龍海学園の生徒たちにぶつけてみるが、彼らに届いている様子はない。そもそも、この発言自体、現在のコンプライアンスに照らせば問題発言に当たるだろう。第3話ではいよいよ“東大専科”の授業開始…東大合格者を見送るシンボルとして、桜木(阿部寛)が校庭に桜の木を植えた。龍海学園の龍をとって「ドラゴン桜」だ。そんな中、東大専科には天野(加藤清史郎)、菜緒(南沙良)、楓(平手友梨奈)に続いて、偏差値が学年最下位の瀬戸(高橋海人)も加わった。水野(長澤まさみ)は早速ミニテストを行うが、中学レベルの問題にも苦戦する専科メンバーに、桜木はSNSを活用した勉強法を打ち出す。一方、理事長の久美子(江口のりこ)は専科に生徒が集まり始めたことに焦っていた。もしも東大合格者が5人出たら辞任しなければならない。早めに専科をつぶそうと、対抗する難関大コースを新設し、理系トップの秀才・藤井(鈴鹿央士)を引き入れる。東大専科を見下す藤井に、桜木は「お前に東大は無理だ」と断言。反発した藤井は東大の過去問を使った「東大専科」対「難関大コース」での勝負をもちかけ、負けた方のクラスは即廃止!存続を賭けた勝負は3週間後。果たしてその行方は…?日曜劇場「ドラゴン桜」は毎週日曜日21時~TBS系にて放送中。(text:Reiko Uehara)
2021年05月06日近藤真彦(56)が4月30日をもって、ジャニーズ事務所を退所したと発表された。事務所公式サイトでは、《近藤より、これからの人生、自分の責任において芸能とレースの道を歩んでいきたいとの申し出がございましたので、弊社としましては、その意向を尊重し、自身で決めた道へと送り出すことといたしました》と報告された。昨年11月、『週刊文春』によって25歳下の女性との不倫交際が報じられた近藤。報道から約1週間後、事務所公式サイトで無期限活動自粛が発表された。近藤は相手女性との関係を認め、「一連の出来事に対する責任を取り、芸能活動を自粛したい」と申し出たという。事務所は「家庭を持つ一社会人による振舞いとして大変軽率であり、自覚と責任に欠ける行動」とし、「最年長である近藤の処分として当然の結論」とコメント。近藤の“弟分”でもある東山紀之(54)も、昨年11月22日放送の『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)でこう残念がっていた。「事務所の中でも世の中的にも、年を経て責任というのは変わってくると思う。その責任を果たしていない近藤真彦さんには、大変大きな失望感があります」’80年12月に、筒美京平さん(享年80)作曲の『スニーカーぶる〜す』で歌手デビューした近藤。昨年はデビュー40周年を華々しく飾るはずだった。しかし一連の報道によって、昨年12月に予定していたツアーファイナル公演は中止に。CMやレギュラーラジオ番組『近藤真彦くるくるマッチ箱!』(文化放送)も打ち切りとなった。「’18年に山口達也さん(49)が未成年への強制わいせつで書類送検されたことを機に、ジャニーズでは“全員参加必修”のコンプライアンス講習を実施しました。社会人としての自覚を身につけるため、Jr.はもちろん、ベテラン勢まで受講したといいます。近年、ジャニーズ事務所は不祥事のあった所属タレントを厳しく処分してきました。“長男”である近藤さんといえど、特別扱いはしなかったということでしょう。その後もファンは近藤さんの復帰を待ち望んでいましたが、このような結果に……。信頼回復がなされないまま、退所という形になってしまいました」(スポーツ紙記者)多くのファンや後輩たちを残し、近藤はどう歩んでいくのだろうかーー。
2021年04月30日約4万字、脚注36個という金銭トラブル説明文書が「まるで論文」と批判を受けていた小室圭さん。同時期に“正真正銘の論文”も執筆していたことがわかった。実は、今年3月に刊行された法律専門誌『NY Business Law Journal』に、小室さんの論文が掲載されているのだ。小室さんの論文掲載は、’19年に「クラウドファンディングによる資金調達についての課題」をテーマにした論文が同誌に掲載されて以来、2年ぶり2回目の快挙となる。今回のテーマは「ウェブサイトのアクセシビリティにおけるコンプライアンス上の問題と起業家への影響」だという。説明文書は「長過ぎる」「読みづらい」と大不評だったが、今回の論文では《各パートでは、架空の人物を使って、実際の企業がウェブサイトを開設する際に直面するであろう問題を説明しています》と、読みやすさにも配慮。《地元のコーヒーショップ「フォーダム・コーヒー」のオーナーであるジョンが、世界的なパンデミックによる小売販売への影響に直面し、顧客がコーヒー豆やその他の関連商品を購入できるウェブサイトの開設を決定したとします。節約のために、ジョンはほぼ独力でウェブサイトを作ろうとします。しかし、サイトの名前やオンライン販売用のオリジナル商品の名前を考える際に、いくつかの問題に直面します》このように、ジョンという架空の人物によるストーリー仕立てで、ウェブサイト開設で直面する課題について学べるようになっているのだ。同誌の編集部も《中小企業にアドバイスをする弁護士にとって、この記事はクライアントのウェブサイト開設を成功に導くための貴重なガイドであり、チェックリストとなるでしょう》と、小室さんの論文を称賛。小室さんは5月にフォーダム大学のロースクールを卒業し、7月にニューヨーク州の司法試験を受験する予定となっている。この実績は、「国民の理解」につながるだろうか――。皇室担当記者はこう語る。「もはや眞子さまと小室さんは“国民の理解”を得ようという気はないように思われます。ここまで批判を浴びたことで、お二人は日本を離れ、アメリカで新婚生活を始めることを考えているのではないでしょうか」眞子さま自身も2度の留学経験があり、語学力は問題ない。海外の大学や研究機関への就職も考えられる。「ただ、日本脱出とアメリカ行きをもっとも切望しているのは、小室さんの母・佳代さんのようです。“セレブ”に強く憧れる佳代さんは、以前から海外生活を夢見ていましたから。佳代さんもニューヨークで生活するとなれば、眞子さまと同居が前提ということになるでしょうが……」(前出・皇室担当記者)■「ドイツに留学して料理やお菓子作りの勉強をしたい」佳代さんのセレブへの憧れは、ときに周囲を驚かせるほどだった。愛車の真っ赤なアウディで幼稚園の送り迎えをし、小室さんには「お母さま」と呼ぶようにしつけていたという。元婚約者には、婚約直前に次のようなメールも送っていた。《クルージングパーティー調べて頂きありがとうございます。50万とは・・大金ですね。友人達へのお披露目に使うか、私たちonlyのアニバーサリーに使うか悩むところですが・・ふたりでフランスでひっそりあげるのもいいかもです》決して生活が楽ではなかったという元婚約者にフランスでの“セレブ挙式”まで提案していた佳代さん。だが、佳代さんの“野望”は海外移住だけにとどまらないという。「都内の有名洋菓子店に勤務している佳代さんですが、実は、自分のお店を持ちたいという夢があるそうです」(前出・皇室担当記者)小室さんの文書発表後、佳代さんは仕事場にも姿を見せなくなった。佳代さんが勤務する洋菓子店の社長に話を聞くと「今は来ていませんが、お店には在籍しています。辞めてはいません」とのこと。佳代さんは10年以上にわたりこの有名店で洋菓子製造に携わっているが、実は調理の仕事はそれ以前から続けていた。本誌は以前、佳代さんが十数年前に働いていた福祉施設のスタッフに話を聞いている。「施設内のカフェでお総菜を作るボランティアをしてくださっていたのですが、とにかく料理が上手で。和食からフレンチまで、ありあわせの食材で何でも作ってしまうんです。昔、横浜の元町のカフェで働いていたという話も聞きました」そんな佳代さんは懇意にしていた喫茶店のマスターに「私もこんな店を開きたい」と話していたこともあった。さらに別の知人には「ドイツに留学して料理やお菓子作りの勉強をしたい」と漏らしていたこともあったという。長年の調理経験を生かし、自身のお店をニューヨークに開いて、ウェブサイトで世界中にスイーツ販売を――。小室さんの論文に登場した“ジョン”のように、佳代さんは自分でビジネスを立ち上げようと考えているのかもしれない。小室さんの論文は、そんな母の夢をサポートすることを見越した“未来予想図”でもあったのか。ただ、小室さんが眞子さまと佳代さんをアメリカに呼び寄せる考えなら、国民に対してさらなる説明が必要だ。「眞子さまは皇室を離れるにあたり、約1億4千万円の一時金を受け取ることになっています。金銭トラブルを抱えてきた小室さんは、眞子さまとの結婚がこの一時金目当てではないことをはっきりさせておくべきです。就職のめどなど結婚後の生活設計について、ある程度は明らかにするべきでしょう」(宮内庁関係者)「女性自身」2021年5月11日・18日合併号 掲載
2021年04月27日「(解決金についての報告は)事前にありませんでした。事後も話を聞いていないですし……」呆れたような表情で、西村泰彦宮内庁長官はそう語った。4月22日の定例会見でのことだった。4月8日に金銭トラブルについての説明文書を発表した小室圭さん。文書では、母・佳代さんが元婚約者から受け取った金銭は“借金”ではないとして、返金要求に応じなかったと記されていた。しかしその4日後には代理人弁護士を通じ「解決金を支払う意向がある」と表明。突然の方針転換に日本中から戸惑いの声が上がったが――。「小室さんのずさんすぎる戦略に、宮内庁側は頭を抱えています。“最後の手段”ともいえる解決金が元婚約者から拒否されたいま、いったいどうやって『多くの人の納得』を得るつもりなのでしょうか」(宮内庁関係者)そんななか、本誌は小室さんの“新作論文”を独占入手した。テーマは「ウェブサイトのアクセシビリティにおけるコンプライアンス上の問題と起業家への影響」。3月に刊行された法律専門誌『NY Business Law Journal』の最新号に掲載されたもので、小室さんはおそらく、説明文書と並行してこの論文を書き上げたのだろう。同誌は小室さんの論文を《初めてウェブサイトを開設しようしている企業が考慮すべきことを、明確かつ論理的に説明している》と絶賛。気になるその内容は――。■「法的な落とし穴に陥りやすくなる」まず小室さんは論文のはじめに、起業家が自分でウェブサイトを作ると《法的な落とし穴に陥りやすくなります》《自分たちがどんな法的リスクを負っているのか、それにどう対処すべきか、わからないことが多いのではないでしょうか》と警告。そしてジョンという、「フォーダム・コーヒー」というコーヒー店を営む架空の人物を登場させ、次のように解説する。《たとえばフォーダム・コーヒーのオリジナルブランドのコーヒー豆がエチオピア産なのに「コロンビアン・コーヒー」と名付けると、原産地を誤って表現することになるので、使用するべきではありません》《似たような名前の会社(Starbucks)が存在するため、「Star Bags Coffee Club」という名前にすべきではありません》論文では、商標のほかに顧客の個人情報保護といった課題についても丁寧に解説している。経済アナリストの森永卓郎さんにこの論文を読んでもらうと「英語はしっかりしているし、論理構成もよくできています。専門誌に論文が掲載されたこと自体、1つのステータスになるでしょう」と高く評価。さらにニューヨーク州弁護士のリッキー徳永さんも太鼓判を押す。「同じ号の執筆陣は教授レベルの人もいて、その中に学生の小室さんがいるわけですから、かなりのインパクトがあります。前回の論文との共通点は、起業家や法人がインターネットをどう活用していくのかというテーマを扱っているところ。まさに、これから伸びていく分野です。小室さんがもし、そういったビジネスを法的にサポートしていく弁護士になるなら、高額の報酬が期待できるでしょう」小室さんは2年前にも、クラウドファンディングによる資金調達の際に起業家が取り組むべき課題を分析した論文を同誌に寄稿。その論文で、学生を対象とした論文コンテストで2位に選ばれる快挙も達成した。今回の論文は、次のように締めくくられている。《法律を理解することで、ビジネスオーナーは潜在的な訴訟を回避し、他のビジネスとの差別化を図ることができます》《Webサイトのアクセシビリティに関するすべての問題に対処することは困難な場合もありますが、法的な落とし穴を避け、潜在的なリスクをできる限り抑えるためには、企業家は常にWebサイトのコンプライアンスに関する法律について最新の情報を得る必要があります》金銭トラブルへの対処では「落とし穴」に嵌ってしまったように見える小室さん。この論文の実績で「国民の理解」に少しでも近づくことはできるのか――。「女性自身」2021年5月11日・18日合併号 掲載
2021年04月27日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代におなかを抱えて笑ったバラエティ番組の話。活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。「’80年代に青春時代を送った世代は、欽ちゃん(萩本欽一)といえば、坂上二郎さんとのコンビ『コント55号』よりも、『スター誕生!』(’71〜’83年・日本テレビ系)や初期の『24時間テレビ愛は地球を救う』(’78年〜・日本テレビ系)、先日、司会を降板することを宣言した『全日本仮装大賞』(’79年〜・日本テレビ系)の印象が強いのではないでしょうか。さまざまなジャンルの番組を築き上げてきた先駆者であることがわかります」そう語るのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(53)。毎週月曜の『欽ドン!良い子悪い子普通の子』(’81〜’83年・フジテレビ系)、水曜の『欽ちゃんのどこまでやるの』(’76〜’86年・テレビ朝日系)、金曜の『欽ちゃんの週刊(欽)曜日』(’82〜85年・TBS系)の数字を合計して“視聴率100%男”とも、欽ちゃんは呼ばれた。「当時、人気のあった『オレたちひょうきん族』(’81〜’89年・フジテレビ系)の笑いはきわどく、毒があり、いまのコンプライアンスに照らすと、アウトなものも多くありました。でも、欽ちゃんの笑いは人を傷つけません。先日、(渡辺直美に豚に見立てた衣装を着せたら、と提案して)反感を買った東京五輪の演出案などとは真逆で、容姿を笑いものにすることもありません。だから、欽ちゃんの番組は、親が子どもに安心して見せることができたのです」それゆえ、欽ちゃんファミリーの一員だった高部知子が、写真週刊誌にベッドでたばこをくわえた写真を掲載されたときは、視聴者も大きなショックを受けた。「『欽どこ』ではコメディドラマ仕立てで、ほんわかしたファミリー像を描いていた欽ちゃん。ちょっとドジな子どもたちを、欽ちゃん演じるお父さんが叱ると、真屋順子さんが演じるお母さんがまあまあとやさしくいさめるーー。アメリカナイズされたバブル期に向かい始める時代のなかで、昭和的な落ち着ける家族像が求められた面もあるでしょう」牛窪さんは『欽ドン!』が放送されていた、月曜夜9時という時間帯にも注目している。「ワクワクの土、日を過ごし、月曜の夜は“あと4日も5日も仕事や学校があるのか”と、心身ともにうんざりするとき。ほっと笑える番組が癒しを与えたのです」その人気コーナー「良い子悪い子普通の子」は、ラジオのように視聴者から寄せられたはがきをもとに作られていた。「こうして視聴者参加型のテレビ番組も、当時はまだ珍しかったように思います。現在、Twitterによる投稿を募りながら進行する番組がありますが、その原型でもあるのです」「女性自身」2021年5月4日号 掲載
2021年04月26日タレントの武井壮が、9日と11日にYouTube公式チャンネル『武井壮百獣の王国』で行った生配信で、芸能界の不正疑惑問題に言及した。9日の生配信で、視聴者から「マリエさんが島田紳助さんにパワハラをされたという動画を出しました。日本の芸能界について話してほしいです」との声が寄せられ、「今はあまりそんなことないよ。昔はそういうことがあったんでしょうね。俺はそういう現場を見たことがないからあまり分からないけど、昭和・平成とかの初期ぐらいの頃とかそんなこともあったのかな」とコメント。「コンプライアンスとか今ほど厳しくない時代だったから、100%パワハラで無理矢理体を要求して番組に出させるみたいな感じということよりも、お互いのしがらみがあったんじゃないの? でも、今の芸能界はそういうことをやったらすぐに終わるから。今はそんなこと無理じゃない? パワハラをして女の子を自分の手ごめにして、『なんとか俺の番組に出すから』なんて、今はほぼ無理じゃない?」と投げかけ、「『芸能界はそんなところだ』と言われても、全然そんなところじゃないですよ。すごい健全なところだし」と主張した。そして、「結局お仕事をしているのは人間同士。芸能界が本当に力のある人間だけが、上からの順位で番組に出ているとかではないですから。当然、使う側も作る側も出る側も人間の好き嫌いがあって」「(互いの)要望が噛み合った人が出ていると僕は思っているので、仕事をいっぱいもらっている人はそういうふうに人に呼ばれやすい、人が呼びたいと思っている人が出ていると思う」と分析。「面白いとか能力が高いとかいろんな見識があるとか、そういった人たちが今は求められている時代だと思うので、そんなにおかしなことでテレビ出演は決まってませんし、芸能事務所とテレビ局がガチガチで人を干したりするのは、昔のように横行している時代は終わったと思う」と推測した。11日の生配信では、この「芸能界は健全なところ」発言に対して、視聴者から「理想論というか空論」と指摘され、「そりゃあ、そうだよ」と認めた武井。その発言の真意について、「どんな業界もそうだけど、全員が健全じゃないと『健全』とは言えないのかな? と俺は思うけどね。どんな業界でも不正をしてしまう人はいるし、政治もそうだし、教職もそう。警察官や会社員だって不祥事、違法行為もする。でも、芸能界で不祥事やあまり美しくないニュースが流れた時は目立つのよ。世の中の人の目にすごく触れるから、すごい悪いところみたいに思われがちだけど、俺がそういうコメントをしたのは別に『芸能界の全員が健全でクリーンな場所ですよ』というためではなく、一部そういう人たちもいるかもしれないよねということ。一部でそういう風紀が乱れたり、違法行為をしたり、そういう人たちがいるのはもう分かってるじゃん。ニュースになったりしてるんだから。そんなこと、俺だって分かってる」と訴えた。さらに、「そんなこととは無縁に誠実に仕事に向き合っている人も、どの業界も一緒だけどいるから。みんながそういう汚い思いで仕事をしている業界じゃない。そこに腹が立っているのよ」と吐露。「それはマリエがどうとか、関係無しで話をしているのよ。マリエが発言をして、誰かが救いの手を差し伸べるのは全然良いことだと思う。本当にそんなことがあるなら、悪しき慣習だから無くしていくべきだと思う」とマリエが告発した思いにも寄り添いつつ、「俺が『芸能界はそんな場所じゃないよ』と言っているのは、『全員がそんな人間じゃないよ』ということ。そんなことを全くせずに、ちゃんと仕事をとっている人は山のようにいるし、そんなことで出演者と付き合ってない制作の人も山ほどいて、すてきな思いで仕事をしている人もすごくたくさんいるから」と理解を求めた。また、「俺は年間1,000本ぐらい番組とか芸能の仕事をやって、10年間で1万本ぐらい出ているけど、そんな汚い仕事の取り方したことは1度もないし、そんな現場を生で見たことは1回もない」と自身の経験も踏まえ、「そんなの(不正行為)が芸能界の当たり前じゃないし、それがもしいたとしたら、そっちが異常な話」「『全員が聖人』だなんて言っていることではない」と補足してこの話題を締めくくっていた。
2021年04月11日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代にはやったバラエティ番組の話。同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。「当時、若者たちの集団お見合いの代名詞だった“ねるとんパーティ”。その語源ともなったテレビ番組が『ねるとん紅鯨団』です。いまならジェンダー平等の視点から、なぜ男性だけが告白をするのかと問題になりそうですが、当時はコンプライアンスがゆるく、番組のわかりやすさもあって人気を博しました」そう語るのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(53)。『ねるとん紅鯨団』(’87〜’94年・フジテレビ系)の司会進行役は人気絶頂だった、とんねるずの石橋貴明と木梨憲武。視聴者から募った男女それぞれ十数名の参加者が「ご対面」を果たした後、「第一印象」を語り、「フリータイム」で親交を深めていく。クライマックスとなる、男性から女性への「告白タイム」では「ちょっと待った」コールでライバルが出現したり、「ごめんなさい」とカップル不成立になったり、意外なカップルが誕生する「大どんでん返し」もあったりと、恋愛エンタメ要素が盛り込まれた。高学歴、高収入、高身長の“3高”が求められた時代でありながら、そこまでの学歴もなく、かっこいい車も持っていない男性が果敢に女性に挑む姿に、視聴者は声援を送りたくなったものだ。「振られる様子を笑いにできたのもバブルならでは、でしょう。今から10年ほど前、当時20代の男性たちに『ビールって、飲んで何になるんですか?』と言われ、質問の意図がわからず、聞くと『その場は楽しくても、調子に乗って人に迷惑をかけたり、二次会、三次会に行って終電に乗れなかったり、二日酔いで苦しむことがあるじゃないですか』と言うんです。つまり、初めから失敗を恐れ、リスクのある行動を起こすまいと自制する若者が増えたのです」対するバブル期は、終身雇用が約束されており、失敗しても再チャレンジできる環境にあった。「『ボクは死にましぇん』の名ゼリフを生んだ、『101回目のプロポーズ』(’91年・フジテレビ系)が象徴的です。振られても諦めずに何度もアプローチする様子は、今ならストーカー扱いされますよね。でも当時は、失敗しても『自己責任』を問われにくく、『汗水流して頑張ればいい。結果は二の次』と笑い飛ばす感がありました」その“汗水流す”対象の1つが、若者の場合は恋愛だった。「あのころの大学生には圧倒的に時間がありました。今の大学生の授業への出席率は80%を超えますが、当時は50%ほど。そのうえケータイもネットも若者には普及しておらず、バイトとサークル、そして恋愛に力を費やせたのです。現在、恋人がいる20代は男女平均で30%程度ですが、当時は約70%だと言われていました」だからこそ、なんとかモテようと、男性はトレンディドラマを見てはおしゃれなマンションや高級車に憧れ、女性は男性の目を引きつけるために、DCブランドに身を包んだのだ。「男性も女性も恋愛に積極的で、トライ&エラーを恐れない。そんな世相が、番組を成功に導いたのでしょう」「女性自身」2021年4月13日号 掲載
2021年04月04日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代におなかがよじれたお笑い番組の話。同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。’81年にスタートした『オレたちひょうきん族』は『笑っていいとも!』や、その前身番組『笑ってる場合ですよ!』とともに、フジテレビが’80年代に掲げた“楽しくなければテレビじゃない”というキャッチフレーズを体現し、もり立てた伝説的番組。世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(53)はこう語る。「当時、関東地方で漫才を見る機会はお正月番組など数少なかったのですが、’80年代の漫才ブームによって身近な存在になりました。そんな潮流をうまく引き込み、B&Bやツービート、紳助・竜介、さんまさんなどを起用したのが、『ひょうきん族』です」牙城は『8時だョ!全員集合』(TBS系)だ。「『全員集合』は毎週土曜、1時間近くの生放送だったため、放送事故が起きないよう、いかりや長介さんという絶対的リーダーのもと、セットも含めて作り込まなければ成立しない番組だったそう。一方の『ひょうきん族』は収録番組。アドリブを入れ込むなど、出演者のアイデアで勝負できました。実際にその場のノリで発生したキャラもあったといいます」(牛窪さん・以下同)いわば“悪ノリ”ができたのも、現場の勢い、熱量があったから。「父がフジテレビの局員でしたので、私は月に1回、たけしさんが好きだというおいなりさんを手作りして携え、撮影現場に連れていってもらっていました。そこで目にしたのは、本番スタート5秒前からカウントダウンで、2までしゃべり続けている、さんまさん(笑)。スタッフの笑い声がそのまま録音されていたり、コーナーによっては裏方のスタッフが登場したりと、内輪ウケ的なネタも満載。そんな“業界通”な笑いが支持を得たのだと思います」『全員集合』にも加藤茶の“チョットだけョ”のような、エッチな笑いはあったが、基本的には家族で見ることを意識した番組作り。「『ひょうきん族』は、現在ではコンプライアンスの観点から放送できないような、事件を風刺したどぎついキャラにも挑戦。また、コントのセットや衣装にはお金がかかるものですが、時代はバブル経済に入る成長期だったことも味方しました」そして’80年代半ばには『全員集合』を逆転し、日本のお笑い文化をけん引する番組へと成長した。「“漫才ブーム”“バブル景気”“ゆるいコンプライアンス”などの、時代的な背景が化学反応を起こし、テレビの無限のパワーが発揮された番組といえます」「女性自身」2021年3月16日号 掲載
2021年03月07日何かとすぐに炎上しがちな昨今において、表現することの不自由さを感じている人も多いのでは?そこで今回ご紹介するオススメ作品は、“20世紀を最も騒がせた写真家”に迫った注目のドキュメンタリーです。それは……。『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』【映画、ときどき私】 vol. 348一流ファッション誌で女性を撮り続け、さまざまな物議を醸してきたファッション・フォトグラファーの世界的巨匠ヘルムート・ニュートン。強烈なインパクトを与える作品は、ときに「ポルノまがい」「女性嫌悪主義」との議論も巻き起こしたが、女優やモデルなど多くの女性たちを魅了した。生誕100年となる2020年。彼にインスピレーションを与えた12人の女性たちの視点から作品や人物像を捉え直したスリリングなドキュメンタリーが完成した。ヘルムートの真実とは……。2004年に自動車事故による不慮の死を遂げたあとも、長く人々の記憶に残り続けているヘルムート・ニュートン。その素顔から撮影の舞台裏までを映し出している本作について、こちらの方に見どころをうかがってきました。ゲロ・フォン・ベーム監督これまでに製作したドキュメンタリーは100本を超えるという“ドキュメンタリーの名手”ベーム監督。今回は、ヘルムート本人と生前交流があった監督に、彼との忘れられないエピソードや表現の自由が奪われつつある現代に訴えたいことなどについて語っていただきました。―まずは、この映画を作ろうと思ったきっかけから教えていただけますか?監督それは、もう一度ヘルムートの作品や彼という人物をいまの時代の人たちに見せることで、いろんなことを考えてほしいと思ったからです。このタイミングになったのは、ちょうど今年で生誕100周年を迎えたからというのがありましたが、これまでドキュメンタリーが作られていなかった20世紀最大の写真家の一人である彼について、知ってほしいというのが最大の理由でした。映画にしようと思ったのは、彼の写真がシネマスコープのサイズで撮られているものが多いから。大きなスクリーンで見せるにはピッタリだと思ったというのもありました。あとは、以前彼とコラボしたときの素材が残っていたので、それを多くの人に見せたいという気持ちも込められています。―この作品を作っている過程で、現在の時代における創作活動の難しさや見直すべき点について考えた部分もあったと思います。いちアーティストとして、いまのこの現状に対して訴えたいことはありますか?監督これはとても興味深くて、重要なテーマだと思います。いまのポリティカル・コレクトネスの風潮は、私たちが60年代から80年代にかけて活躍していたころとはまったく違っているので、もし彼の写真をいま雑誌に掲載したら、おそらくフェミニストたちが抗議するでしょうね。でも、私は芸術の自由は大切にしなければいけないと思うので、これはとても危険な風潮だというふうにも考えています。もしポリティカル・コレクトネスばかりを尊重するのであれば、ボッティチェリやピカソのような作品もそのうち消えてしまうのではないかと危惧しているからです。表現の自由は守られるべきものなので、検閲を行うことは独裁国家の始まりとも言えるかもしれません。それは、気をつけるべきことだと思っています。若い人にはもっと勇気をもって冒険をしてほしい―では、いまのアーティストたちにアドバイスするとしたらどんなことでしょうか?監督ヘルムートの真似をするのではなく、その時代ごとに合った作風を模索しながら、冒険してほしいと思ってます。つまり、挑発的で斬新な作品をもっと探っていってほしい、ということですね。私からすると、特に最近のファッション業界の写真は退屈な方向へと進んでいるように感じるので、若い写真家たちにはもっと勇気を持ってがんばってくださいと伝えたいです。―ヘルムートさんの作品については、ポルノまがいや女性差別と批判する者も多かったと劇中でも触れていますが、紙一重とも思えるアートとわいせつさの差を生んでいるものは何だと思われますか?監督これもまた興味深い問題ですよね。ヘルムートはつねにその境界線を操るように、そして遊ぶように写真を撮っていたように思います。ただ、そのなかでもつねに何かしらのストーリーを伝えようとしていたというのは、大きな違いではないでしょうか。つまり、女性をただの物としてとらえるのではなく、そこにきちんとメッセージがあるのが彼の写真が持っていた特徴でした。とはいえ、当時もそこが伝わらずに「女性蔑視だ」という批判もあがったのも事実です。―監督にとって印象に残っている作品はありますか?監督映画にも出てくる2枚の写真が対になっている作品で、左側にはオートクチュールの服に高い宝石を身に着けた女性たちがいて、右側には同じ女性たちがすべてを脱ぎ捨てて裸でハイヒールを履きながら同じポーズを取っているという写真があります。これは「服がなくても、女性たちは強く見える」ということを言っていますが、そんなふうに彼は写真を通してつねに何かしらのメッセージを見る人に送り続けていたのです。ただ、「オートクチュールの服はいらない」というメッセージを込めたこの写真を当時のファッション業界が受け入れて掲載したということが、私にとっては何よりも驚きではありました。いまだにヘルムートに恋しているように感じられた―確かにいまでは難しいと思います。しかも現代はインターネットの発達などによって、些細なことでもすぐに炎上してしまうため、アーティストには生きづらい時代と言えるかもしれません。もしヘルムート・ニュートンさんが生きていたら、どのようにこの時代に立ち向かっていたと思いますか?監督おそらく、彼の姿勢は特に変わらなかったんじゃないでしょうか。他人が何と言おうと、変わらない人でしたから。ポリティカル・コレクトネスに配慮するような写真は撮らなかったでしょうし、自分の作品が雑誌に掲載されなかったとしても、彼は気にしなかったと思います。実際、彼は「敵は多いほうがおもしろい」という言葉をよく言っていましたからね(笑)。―そんな刺激的なヘルムートさんと時間を過ごしたことで、影響を受けたことも多かったのではないでしょうか?監督そうですね。いまでもよく覚えているのは、2人で一緒に彼の生まれ故郷でもあるベルリンを歩いていたときのこと。そこでいろいろな話をしたのですが、彼からは写真のことよりも人生について多くのことを学ばせてもらったと思います。彼は紳士的ないっぽうで、アナーキストという相反する側面を持っていましたが、そういう彼の姿からは自由と勇気を教えてもらいました。つねに前向きで、ときにはルールを破りながら新しい表現方法を探し続けていた彼に刺激をたくさんもらったと感じています。―本作には、ヘルムートと縁の深い女優シャーロット・ランプリングや編集者のアナ・ウィンターといった多くのセレブが出演しています。いずれも個性豊かで強さのある12人の女性たちでしたが、彼女たちからインスピレーションを受けた部分はありましたか?監督彼女たちと話をしていると、驚かされることばかりでした。なかでも30~40年も前の撮影のことを事細かに話してくれたのには、本当にびっくりしましたね。ただ、インタビューしていくなかで感じたのは、どれだけ月日が経っても彼女たちはどこかヘルムートに恋しているようなところがあるんだなということ。シャーロットも初のヌード写真となったヘルムートとの撮影では、パワーをもらったと話していましたし、あの写真がなければ自分のキャリアはまったく違う方向に行っていただろう、と振り返っていましたから。彼のクリエイティビティに触れて考えてもらいたい―インタビューを続けるなかで、なぜ彼女たちがヘルムートから愛されたのかという理由も見えてきたのではないでしょうか?監督それもありましたね。彼女たちがヘルムートからあんなにも愛されたのは、知的で強気な態度の女性たちだからだと思います。男女関係なく、彼は退屈な人が嫌いだったので、彼女たちのようにつねにチャレンジをして楽しませてくれる人が好きでモデルにしたんだと理解しました。―そんなヘルムートさんにとって、妻のジューンさんがミューズだったと映画のなかで明かされていますが、監督にとってのミューズもしくは創作活動の源とは何ですか?監督ここはヘルムートと私がすごく似ているところなのですが、私も妻がクリエイティビティを刺激してくれる存在です。結婚して45年が経ちましたが、つねに愛情を注いで力をくれていますし、仕事も一緒にしているのでそういった環境づくりにも気遣ってくれていますから。毎日が前の日よりも楽しい、というとても素晴らしいパートナー関係を築けていると思います。―とても素敵なエピソードをありがとうございます。それでは最後に、日本の観客にメッセージをいただけますか?監督自分たちの文化や写真文化を大切にしている日本で公開できることはとても光栄ですし、みなさんにスクリーンで観ていただけることも非常にうれしく思っています。何と言っても日本は、杉本博司氏や荒木経惟氏、細江英公氏といった素晴らしい写真家を輩出している国ですからね。ぜひ、ヘルムートのクリエイティビティに触れていろいろと話し合ってほしいです。そして、それが若い人にとっていい刺激になってくれたらとも願っています。そして最後に、みなさんにはこれからも健康に気をつけて過ごしていってください、ということを伝えたいです。内に秘めた創作意欲を掻き立てられる!表現の自由や芸術のあり方について、改めて考えさせられる本作。コンプライアンスや周囲の評価にがんじがらめになりつつある現代に生きるからこそ、自分の表現を追求し続けたヘルムートの生きざまからエネルギーと刺激を存分に浴びてみては?取材、文・志村昌美刺激的な予告編はこちら!作品情報『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』12月11日(金)よりBunkamuraル・シネマ、新宿ピカデリーほか全国順次公開配給:彩プロArena, Miami, 1978 (c) Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton FoundationGero von Boehm (c) Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton FoundationDavid Lynch and Isabelle Rossellini, Los Angeles, 1988 (c) Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton FoundationCharlotte Rampling (c) Pierre Nativel, LUPA FILMAnna Wintour (c) Pierre Nativel, LUPA FILMHelmut at home, Monte Carlo, 1987 (c) Foto Alice Springs, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton Foundation
2020年12月10日2020年12月3日、お笑いコンビ『アンジャッシュ』の渡部建さんが都内で記者会見を実施。同年6月に週刊誌で報じられた自身の不倫騒動などについて謝罪をしました。渡部さんは報道内容を認め、「本当に最低な行為だったと思います」と陳謝。妻で俳優の佐々木希さんに対して質問が及ぶと「僕がこんなことをしてしまったせいで、どこへ行っても好奇な目で見られてしまいます。それでも現場では笑顔で気丈に振る舞っているという声を聞いて、本当に心苦しい」と答え、「これからの人生で信頼を回復したい」と話していました。近藤春菜「世間も家族を傷付けてはいけない」同月4日、朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)では、会見の模様を放送。コメンテーターを務める近藤春菜さんが、会見の感想を述べています。記者会見をやられたことで私が一番に考えたのは、奥さんの気持ちで、不倫報道が蒸し返される記者会見に送り出す奥さんがいるわけで、そこの気持ち。あと、記者会見で仰っていました奥さんが「何十年後かに振り返ってこの騒動があってよかったんじゃないの」っていえる奥さんが本当に素敵だなと。今後も一番傷付けちゃいけないっていうのは、渡部さんだけじゃなくて、世間も傷付けちゃいけないなって思うんですよね。この報道があることによって、また不倫報道が出ていろいろな意見が世の中から、SNSとかから出るわけですよね。奥さんが出ると、イメージがよみがえったりとか、そういうのもあってSNSで言葉を発するとか、SNSも自由な場ですけど、それを目にした奥さんがまた傷付くことになるかもしれない、ご家族が傷付くことになるかもしれないというのを、抑えなければいけないと思うんですよね。スッキリーより引用近藤さんは続けて「この報道に関しては、ご家族内、相方の児嶋さんと話し合うということで、何もいわなくていいんじゃないかなと思って見ていました」と語りました。加藤浩次「渡部を小ばかにする質問があった」さらに、MCの加藤浩次さんは会見レポーターの質問について「ちょっと心ない質問というか、俺がイラッとしたのは渡部を小ばかにするような感じの質問があった」と苦言を呈しています。それね絶対ダメだと思うの。なんでマウンティングしちゃってんのそこ。気持ち悪くねえかって。じゃあ会見っているんだろうかと。世の中的にコンプライアンスとか、リスクヘッジのために企業が早めに会見やるっていうようになってきて、それが浸透して何か芸能人が問題起こしたら、すぐに会見をやると。会見が長引くことによってマイナスしかないんだという風潮にどんどんなって、みんながやるようになった。スッキリーより引用不倫報道が出てから半年の期間が空いた今回の会見。渡部さんは大晦日に放送されるバラエティ番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)の収録に参加したと一部で報じられており、「会見をするのが遅すぎる」「復帰のための会見なのではないか」など批判の声も多く上がっていました。そのため、レポーターから「なぜもっと早く会見をやらなかったのか」という質問もありましたが、加藤さんは「何でも会見をすぐ開く必要があるのか」と疑問を投げかけ「関係ないよね。渡部の判断なんだから。そこに関していう必要ないと思った」と述べています。ネット上では、視聴者からさまざまな声が寄せられていました。・見ていて、いたたまれなかった。相手が何か悪いことをしたからって、いじめていいわけじゃない。・春菜さんに共感。佐々木希さんを何度も傷付けたらだめだと思う。・家族を思いやる春菜さんのコメントがよかった。・今回の会見、報道陣及びSNSの批判がひどい。そもそもやる必要があったのか。芸能人の不倫報道に不快な気持ちになる人は少なくありません。しかし、多くのメディアが集中的に報道することで、世間の非難の声もより一層高まり、収拾がつかなくなってしまうこともあります。不倫は許される行為ではありませんが、大きく取り上げるべき問題なのか、メディア側は考える必要があるかもしれません。また、不倫をした芸能人を執拗に叩くことで、関係のない家族や周囲の人間も傷付けてしまうということを認識しなければならないですね。[文・構成/grape編集部]
2020年12月04日ドバイ政府観光・商務局より、海外旅行を楽しめるようになったら体験していただきたい、ドバイで体験できるラグジュアリーなステイや忘れられない体験ツアーをご紹介します。ドバイでは、ラグジュアリーな旅が味わえるユニークなホテルやツアーが多々ありますが、今回は特に、プライバシーが守られ、周りの空間から少し離れて過ごす“おこもり”ステイが叶うホテルや、個別のリクエストにも柔軟に対応してくれるプライベートツアーをご紹介します。さらに、開催が2021年10月へ延期となり、残すところあと1年となった『EXPO2020 ドバイ』の最新の会場イメージや、今年はバーチャルと対面とを織り交ぜて開催となる「第4回ドバイ・フィットネス・チャレンジ」最新情報、そして観光客を受け入れているドバイの各種施設がしっかりと衛生対策を講じていることが分かりやすく紹介されている「DUBAI ASSURED」認証についての動画をお届けします。ドバイで楽しむ! 一度は体験したいラグジュアリーな旅!◆ラグジュアリーなステイが楽しめるホテルアナンタラ・ドバイ・ザ・パーム・リゾートこの地域では初となる水上ヴィラでステイ出来る『アナンタラ・ドバイ・ザ・パーム・リゾート』では、どこまでも続く青い海に囲まれて過ごすことができます。素晴らしい日の出を見ながら、海に浮かぶテラスで晴れの日を過ごすことができるほか、ヴィラ・ホストがお客様ごとに個別のコンシェルジュ・サービスを提供します。公式HP:ブルガリ リゾート アンド・レジデンス ドバイジュメイラ湾に浮かぶタツノオトシゴの形をした島に位置する『ブルガリ リゾート アンド・レジデンス ドバイ』は、オーシャンビューに囲まれた、きらびやかな宝石のようなリゾートです。「ブルガリ・ヨットクラブ&マリーナ」を併設している当リゾートは、航海の精神がリゾートのデザインに反映されており、本土からわずか数分の距離にあるオアシスとなっています。当リゾートでは、プライバシーに配慮した客室内チェックイン、パッキング・アンパッキングサービス、美しい客室内ダイニングなど、お客様一人一人に合わせたサービスを提供しています。公式HP:ジュメイラ アル ナシーム『ジュメイラ・アル・ナシーム』では、新たに「オーシャン・ペントハウス」と「ロイヤル・ペントハウス」の2つのペントハウスをオープンしました。それぞれアラビア湾を客室から眺めることができ、長さ11メートルのプライベート・インフィニティプールが併設されています。公式HP:◆ドバイらしいラグジュアリーなプライベートツアーシーウィングス - プライベートツアードバイの街を一望できる水上飛行機ツアー『シーウィングス』のチャーター便を利用して、プライベートな空間を保ちながら、ラグジュアリーな体験をすることができます。当ツアーでは、ゆったりとしたスペースと大きなプライベートウィンドウをご用意しておりますので、街や砂漠、海を一望できます。公式HP:エデン・ヨッティング – チャーターヨット&クルーサービス透き通るように青いアラビア湾を満喫したい方へおすすめしたい『エデン・ヨッティング』のチャーターヨット&クルーサービス。お客様はドバイ・マリーナからクルーズを楽しむことができ、船内では美味しいスナックやお食事をお楽しみいただけます。ドバイの水上で忘れられない贅沢な一日を水上で過ごしてみませんか。公式HP:プラチナム・ヘリテージ – プライベート・ホットエアバルーンプライベートの熱気球に乗ってドバイを空からお楽しみいただける『プラチナム・ヘリテージ』のプライベート・ホットエアバルーンは、ドバイでの忘れられない体験になること間違いなしです。ハジャール山脈を背に太陽が昇る中、手つかずの砂丘の上を1,200メートルの高さまで舞い上がります。ラクダやアラビアンオリックスが歩く姿を空の上から観察することができ、大変ユニークな砂漠の楽しみ方と言えます。また、プライベートツアーでは世界で唯一、気球上でハヤブサのショーをお楽しみいただくこともできます。公式HP: ドバイ、開催まであと1年! 新たな開催日は2021年10月1日~2022年3月31日2021年10月1日よりドバイで開催される『Expo2020 ドバイ』まで、残すところ、あと1年となりました。世界中の人々にとって、強固で持続可能な未来を築くために、協力と革新の精神でグローバルコミュニティを招集することを約束するものです。会場全体の準備状況をお伝えすべく、この度、最新の会場イメージが公開されました。『Expo2020 ドバイ』は、人類の回復力、創造性、文化、イノベーションの世界的な祭典として開催できるよう、日々準備を重ねています。公式HP:今年も開催! 第4回ドバイ・フィットネス・チャレンジが2020年10月30日よりスタート!ドバイにいるすべての人が毎日30分以上体を動かせるよう、今年はバーチャルと対面を織り交ぜた開催となる『第4回ドバイ・フィットネス・チャレンジ』が、2020年10月30日よりスタートします。今年のプログラムは、ドバイにいるすべての人が30日間、毎日30分以上体を動かし、人と人とのつながりを維持できるように組まれており、しっかりとした安全対策とソーシャルディスタンスを確保するための措置が講じられます。開催期間中は毎日、スポーツ、ヘルス&ウェルネスプログラム、バーチャルセッションなどのクラスが用意されており、誰でも簡単に運動を続けられるようになっています。 年齢、能力、興味、フィットネスレベル、場所の好みに関係なく、ドバイの街全体で運動を続ける意欲を高め、フィットネスへの情熱を発見し、ウェルネスの意識を高めることを目的としています。参加登録情報や全プログラムのラインアップなど、詳細は近日中に発表となります。参加したい方は、ドバイ・フィットネス・チャレンジのウェブサイトで、キックオフ前に目標を設定し、登録することをおすすめします。日本からもバーチャルで参加できるプログラムも各種ありますので、是非公式HPをご覧いただき、ドバイにいる気分で30日間のチャレンジに参加してみませんか。公式HP:『DUBAI ASSURED』認証の付与がさらに拡大!わかりやすい動画で衛生的であるドバイをご紹介7月より観光客の受け入れを再開しているドバイでは、多くの観光施設や小売店、アトラクションやエンターテイメント施設が、パンデミック対策をしっかりと講じ、健康と安全のためのプロトコルを遵守していることが認められた場合のみ、ドバイ独自の感染予防対策の認証「DUBAI ASSURED」が付与されます。「DUBAI ASSURED」認証は、ドバイが世界で最も安全な都市の一つであり続けることを世界中の旅行者に安心してもらうための取り組みの一環として、導入されたプログラムです。ドバイにあるホテルの90%ほどが、すでに「DUBAI ASSURED」認証を付与されており、残りのホテルは現在検査を受けている段階です。主要なショッピングモール、ファミリー向けエンターテイメント施設、伝統的な市場の小売店(アル・ファヒディ・スーク、ゴールド・スーク、スパイス・スーク、テキスタイル・スークなど)もすべて検査を受け、「DUBAI ASSURED」認証が付与されています。 テーマパークやウォーターパークなどの屋内外のすべてのアトラクションも、このコンプライアンスプログラムの下で検査されています。「DUBAI ASSURED」認証は無料で発行され、有効期限は15日間です。3つの政府機関の検査官による検証を経て、2週間ごとに更新されます。 認証取得のサインを掲げることで、観光客や居住者に対し、安全衛生対策が遵守されていることをわかりやすくし、安心してもらう視覚的なアイデンティティとして機能しています。「DUBAI ASSURED」認証についてのわかりやすい動画をご覧ください。YouTubeリンク:ニュースリリースとは別にお送りしている、ドバイの最新情報などを記載したメールニュースをご希望の方は、pr@visit-dubai.jpまでお問い合せください。ドバイ政府観光・商務局についてドバイが世界を代表する観光地として商業の中枢を担うというビジョンのもと、ドバイ政府観光・商務局は世界中のオーディエンスのドバイに対する認知度の拡大、及び首長国への対内投資の牽引を使命としています。本国の観光分野における計画、管理、開発、そしてマーケティングにおける主要局であり、首長国の商業分野のマーケティングやプロモーション、また宿泊施設や旅行案内業者を含めた全ての観光サービスの許認可及び種別分類を担当しています。ドバイ政府観光局内のブランドや部門には、ドバイ・コンベンションやイベント局、ドバイ・フェスティバル、小売事業所(旧:ドバイイベントプロモーション事業所)が含まれます。ドバイ本局に加え、世界中に20か所のオフィスが設けられています。URL:公式Facebook:公式Twitter:公式Instagram:企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年10月21日株式会社コーセーは、ハイプレステージブランド『コスメデコルテ』から、フレグランスシリーズ(4品目4品種/各8,000円税抜)を、2020年12月1日より全国の百貨店と化粧品専門店で販売します。グローバルでは、12の国と地域(日本、中国、香港、台湾、韓国、マレーシア、フランス、イギリス、スペイン、イタリア、アメリカ、カナダ)で展開※1します。※1 導入アイテムと発売時期は各国によって異なる。『コスメデコルテ』は、当社が中期ビジョン「VISION2026」で掲げるテーマ「世界で存在感のある“真”のグローバルブランドへの躍進」を担う、コーセーのグローバルマーケットにおけるハイプレステージ戦略の中核的存在として、世界の富裕層を中心とする、高付加価値を求める顧客を中心に支持されるブランドを目指しています。フレグランス市場は、生活習慣の違いにより日本は海外に比べて市場規模が小さいですが、欧米を中心としたグローバル市場においては非常にニーズが高い重要なカテゴリーであり、特に最近では、日本を含め世界的に活況を呈しています。今後のグローバル展開の拡大を見据え、4つの異なる香りで日本らしさを表現した、新たなフレグランスシリーズをラインアップに加えることで、トータルビューティブランドとしての商品提案の幅を広げ、グローバル市場における新規顧客の獲得とブランドロイヤルティの向上を狙います。今回発売するフレグランスシリーズは、日本独自の文化である着物(KIMONO)をコンセプトにしたフレグランスシリーズです。グローバル市場での多様な嗜好性に対応し、気品(KIHIN)、結(YUI)、麗(URARA)、凛(RIN)の4種の異なる香りをラインアップしています。着物の帯を想起させる特長的な商品デザインで、着物を纏ったときに自然と洗練される凛とした佇まい、優雅な所作、たおやかな意志、花のような艶っぽさを、香りとともに表現しています。・「キモノ キヒン オードトワレ」内に秘めた強さと美しさを引き出してくれる、知性と気品を感じるモダンなフローラルシプレ調の香り・「キモノ ユイ オードトワレ」やさしい幸福感と華やかさにつつまれるような透明感のあるフローラル調の香り・「キモノ ウララ オードトワレ」瑞々しい果実と花々が織り成す、活き活きとした生命力を感じるフレッシュフローラル調の香り・「キモノ リン オードトワレ」圧倒的な存在感がありながら、包み込むようなやさしさを併せ持つウッディフローラル調の香りの4種で、共通の天然香料として、グラースで蒸留された「サブリム ローズエッセンス/Sublime Rose essence(For life 認証取得※2)」を配合し、『コスメデコルテ』ならではの深みや気品・奥ゆきを演出しています。※2 For Lifeの認証団体が提供するFor Life認定は、透明性、環境への責任、公正な労働条件、生産者や地域社会との良好な関係など、特定の持続可能性基準への組織のコンプライアンスを審査し、その条件を満たすことで認証を受けられるものです。◆『コスメデコルテ』について1970年にデビューした、当社の持つ先端技術の粋を集めた高付加価値ブランドです。カウンセリング販売を行う百貨店・化粧品専門店を中心に、国内外の限定された店舗で展開し、専任のアドバイザーによる肌診断と、きめ細かなスキンケアアドバイスを特長としています。 『コスメデコルテ』はコーセーの重点グローバルブランドの1つとして、世界14の国と地域(日本、中国、香港、台湾、韓国、シンガポール、タイ、マレーシア、イギリス、イタリア、フランス、スペイン、アメリカ、カナダ)で展開しています。◇コスメデコルテ ブランドサイト : ◆2020年12月1日発売 コスメデコルテ 新商品(4品目4品種)◆<順に、商品名・特長・容量・希望小売価格(税抜)>1.コスメデコルテ キモノ キヒン オードトワレ“誇り高く満ちてゆく気品” エレガントな菖蒲のように知的で高貴なフローラルシプレ調の香り。(50mL 8,000円)2.コスメデコルテ キモノ ユイ オードトワレ“やさしい幸福に結ばれた可憐さ” 爽やかな酢橘から紡がれる、透明感あるトランスペアレントフローラル調の香り。(50mL 8,000円)3.コスメデコルテ キモノ ウララ オードトワレ“艶めいて、どこまでも麗らか” 神秘的な睡蓮とみずみずしい林檎によるいきいきとしたフレッシュフローラル調の香り。(50mL 8,000円)4.コスメデコルテ キモノ リン オードトワレ“凛として佇む存在感” 甘美な梅をプロローグにした強く優美なウッディフローラル調の香り。(50mL 8,000円)企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年09月08日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、バイト先の社長に恋したシングルマザー。バツイチ子持ちと同じ境遇である彼に振り向いてもらうにはどうすればいいのか、佑雪さんが、30過ぎた男の攻略法をお伝えします!文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子【クラブ佑雪】vol. 155「バイト先の社長と、結婚前提にお付き合いしたい!」佑雪ママ、毎回ふむふむと、感心しながら読ませていただいております。 私は、会社に内緒でアルバイトをしています。そのバイト先のひとつ年下の代表を好きになってしまいました。そもそもひと目惚れでした。3年間、思い続けています。 彼は、私が出会う1年前に妻をガンで亡くし、シングルファザーで子育てしながら、会社を経営している方です。忙しい方で、なかなか会えなかったり、絡むネタもなく、月日ばかりが虚しく過ぎるなかで、ひょっとして「好き避け」?と思う機会も多々あります。そういう私が「好き避け」している現状。好き過ぎて、普通に接せられないのです。 そして最近、彼から近づいてきて、世間話をし出し、「俺アピール」とも思われる話も聞く機会がありました。 会社を畳んでも暮らせる財があること、離島で暮らしたいこと、仕事がデキるアピール等。半年ほど前には子どもの相談をされたこともありました。同じシングルということで頼りにされているだけなのか。 私はサポートする気満々なので、彼が私を好きな気持ちが多少なりともあるのなら、私は早く交際したいと思っているのです。 この春、偶然LINEがつながりましたが、私からの業務連絡だけです。お返事は早めに来ますが、一向にお誘いの言葉がナイどころか、会話もLINEも相変わらず敬語を使われています。子どもたちの人数も学年もほぼ同じなので、もし、「結婚を前提に」お付き合い、となっても、私は大歓迎だし、むしろ願っています。 離婚と違って「死別」なので、ヤキモチ焼きの私には、彼の妻を尊敬する気持ちさえあるくらいです。 男の人は、(死別した)妻を思って後妻を好まないものでしょうか? もし、私を好きな気持ちがあるのなら、彼からお誘いを受けたいのですが…そんな期待を持たず、私が告白まがいにお誘いするべきでしょうか?忙しい彼のわずらわしい女にはなりたくないという思いと、私のことで頭をイッパイにして! という、わがままな想いとで、とっても苦しい毎日です。 彼は、教育関係の仕事をしているだけあって、真面目で能力があり、私から見たら、完全無欠の男です。私を誘って断られるのが、プライドが許さないから言えないのか、単純に、従業員としか思っていないのか。 私は、一体どうしたらいいものでしょうか? 佑雪ママ、どうか教えて下さい!(猪突猛進のウサギちゃん 48歳バツイチ 営業職)シンママによるシンパパ攻略のススメこちらのお悩みを読んだ方がどういった感想を抱くのか。人間の自然な感じ方として大きく2パターンに分かれるでしょう。ひとつは「彼もまんざらでもないかもしれない」。もうひとつは「こうやって妄想してるときが、一番楽しいよね〜。妄想は頭の中に収まってる限り、自由だもんね〜」というものでしょう。わたくしはお悩み相談の回答者として、この2つの間で揺れています。ただ、どっちにせよ「48のシンママが“私、待ってます”」はナシだよ、というのが最終回答ではあります。どんな美人でも、どんなにモテてきても、30過ぎて男を手に入れたかったら、自分からお相手に粉はドバドバ振っていくのは当たり前として、食事に誘う、家に誘う、ベッドに誘う、旅行に誘う、実家に誘う、墓参りに誘う、結婚に誘う……。なんでもいいから誘ったほうがいい!いいですか? 若い独身女性なら、気楽に誘えるんですよ。怖くないから。歳を重ねた女の意地悪さや男を値踏みできるほどの経験もないだろうし、なんといっても子どもや親の面倒を見る必要がない!ところが、ですよ。不倫相手としてならともかく、自分も独身で子持ちで、独身の子持ちの、しかも部下を誘うとなったら、かなりの覚悟がいるじゃないですか。遊びというわけにもいかないでしょうし、結婚前提で誘うとなったら、ご相談者さまのお子さま×人数+ご両親の面倒分、お金が必要だなと、大人の男なら思うわけですよ。万が一にも、ご相談者さまに好意があっても、おいそれとは誘えませんよ。それから、忘れちゃならない大事なことを申し上げます。いいですか? ご相談者さまがひと目惚れするような男の魅力があって、財力があるシングル。狙っているの、ご相談者さまだけだと思います? ほかにも狙われてるでしょ、絶対! “足りてる”から誘ってこない可能性も十分ありますよね。なので自爆が心配なら、まずは彼女の有無を確認されてはいかがでしょう? 話はそこからのような気がします。もし、社長に彼女がいなくて、本気で彼をとりに行きたいのであれば、ご自身の気持ち悪いところは全部、捨て去ること! 以下、厳重注意です。「この春、偶然LINEがつながりましたが、私からの業務連絡だけです。お返事は早めに来ますが、一向にお誘いの言葉がナイどころか、会話もLINEも相変わらず敬語を使われています」返事が早くきて、嬉しいということでしょうが、業務連絡に素早く返すのも敬語を使うのも当たり前では? 現代のコンプライアンス的にはくだけたトークですら、なにがしかのハラスメントになりかねないのですから、これを機にご自身の認識を改められるといいのではないでしょうか。「男の人は、(死別した)妻を思って後妻を好まないものでしょうか?」。これについてはお子さまを考えると再婚は難しいと考えているかもしれませんが、死別したからこそ寂しい、女性の温もりが欲しいという男性が圧倒的に多いので、彼が「後妻を好まないから」私を誘ってこないんだ、と考えるのはやめましょう。という感じで、彼女の有無を確認して、いないとわかったら、「今度、子どもも交えてバーベキューでもしませんか?」みたいなノリで、お子さまをダシに家族交流から始められることをお勧めします。がんばれ!※ お悩み募集しています。お気軽ににどうぞ!藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、WEB上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママ。占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。WEBサイト『TABI LABO』で「「今、ツラい」が自由になる! 12星座占い」連載中。©filadendron/Gettyimages
2020年08月31日夏真っ盛りにもかかわらず、「今年は夏定番の遊びを満喫できないのでは?」と落ち込んでいる人も多いはず。そこで、夏も海もお祭り騒ぎも青春も、すべてが一度に体感できてしまう映画『ぐらんぶる』をご紹介します。今回は、「絶対に映像化不可能」と言われた話題作に出演したこちらの方にお話をうかがいました。写真・北尾渉(犬飼貴丈)俳優の犬飼貴丈さん!【映画、ときどき私】 vol. 315夢のキャンパスライフに胸を膨らませる北原伊織と今村耕平という2人の男子が、あるダイビングサークルとの出会いをきっかけに、刺激的な日々を送っていく姿がユーモアたっぷりに描かれている本作。『仮面ライダービルド』やNHK連続テレビ小説『なつぞら』で注目を集めた犬飼さんは、竜星涼さんとともにダブル主演を務めています。演じているのは、無駄にイケメンなアニメオタクの耕平。そこで、ほぼ全編裸と言っても過言ではないほど体当たりで挑んだ犬飼さんに、舞台裏や自身の思い出について語っていただきました。―今回のオファーがあったとき、マネージャーさんは参加を即決したそうですが、ご自身の反応はいかがでしたか?犬飼さん僕はもともと原作を知っていたので、昨今のアニメや漫画が実写化する流れのなかでもこの作品は無理だろうなと思っていました。なので、初めて聞いたときは、「本当に実写化するの?」という驚きのほうが強かったですね。―そんななかで喜びと不安、どちらのほうが大きかったですか?犬飼さんもちろん、喜びはありましたが、「観てくださるファンの方々に納得していただかなければいけない」というプレッシャーもあったと思います。特に、原作のノリをそのまま実写にするのはちょっと難しいところもあったので、うまくバランスを取りながら慎重にやらなきゃいけないなという気持ちがありました。―ここまで主人公たちがほぼ裸の姿になる作品も珍しいと思いますが、そこに対する抵抗はありませんでしたか?犬飼さんまずは、コンプライアンス的にヤバいんじゃないかなというのと、普通に人前で裸になるって誰でも恥ずかしいことだと思うので、そこに対する抵抗は当然ありました。でも、僕がインした瞬間に目の前を走り抜けていったのがほぼ裸の竜星さん(笑)。その様子を目撃して、「こういう現場なら大丈夫だな」と順応していった感じです。今回の現場は、最初から最後までほぼ裸でした(笑)―なるほど(笑)。とはいえ、最初のシーンはやはり緊張したのでは?犬飼さん僕よりも、逆にエキストラのみなさんが目のやり場に困っていて、すごく戸惑っていたのが印象的でした。―確かに、それはあったでしょうね。ちなみに、今回裸になるにあたって、事前に体作りなどもされましたか?犬飼さん最低限プヨプヨしないこと、というのは意識しましたが、それ以外は特に準備しませんでした。というのも、はじめからムキムキだとこの役としては違和感がありますからね。―現場では、どのくらいの割合で裸のシーンがありましたか?犬飼さん最初から最後まで、わりとずっと服を着ていなかったんじゃないかな。服を着ているときのほうが珍しかったので、基本的に現場行ったらパンツ一丁か裸かみたいな状態でした(笑)。―ほかではあまりないことですよね。では、撮影中に起きたハプニングなどがあれば教えてください。犬飼さんけっこういろいろあったんですけど、服を着ないで撮るシーンが多かったので、竜星さんがかなり日焼けしてしまって、シーンのつながりが危なくなったことはありました。あとは、沖縄でダイビングしているときに人間に立ち向かってくるメンタルの強い魚がいて、それに襲われかけたのもハプニングでしたね……。―魚に襲われたんですか!?犬飼さんちょうど卵を守っていたときだったらしく、近づいたら攻撃されてしまいましたが、適切な距離をとってことなきを得ました。でも、足のフィンを噛まれたりして、本気で危なかったです。そのときは、「ここはお前のフィールドじゃないよ」と言われている気がして、気持ちも引き締まりました。海のなかはリトルマーメイドの世界のようだった―それはけっこうな恐怖体験でしたね。とはいえ、本作ではダイビングのシーンも大きな見どころ。実際にライセンスも取られたほど、事前にかなり練習もされたんですよね?犬飼さんダイビングをしたのは、今回が初めてで不安も大きかったですが、撮影が始まる前に、ライセンスを取りに行かないといけなかったので、まずはそこで練習しました。撮影に入ってからもダイビングの練習時間を取っていただいたので、本当の部活くらいの練習量だったと思います。―実際にいろいろな海を潜ってみて感じたダイビングの魅力とは?犬飼さん僕はけっこうディズニーが好きなので、かなり個人的な感想ですが、沖縄のきれいな海に潜ったときは大好きなリトルマーメイドの世界みたいに感じました。これはライセンスを取ってもぐらなければ見られなかった景色だなと。耕平が初めて海に潜ったときと同じ感覚を得られたのはうれしかったですし、本当に感動した瞬間でした。―そんなふうに同じ感動を味わったり、練習を一緒にしたことでキャスト間の絆も強くなったと思いますが、竜星さんとの共演はいかがでしたか?犬飼さん本当に仲良くならないままバディの役をするのは嫌だなと思っていたんですけど、竜星さんはすごく気さくな方なので、スムーズに仲良くなれました。実際に体験してみて思いましたが、裸の付き合いは心と心の距離を縮めますよね。おかげで急速なスピードで仲良くなれた感じはありました。細かいアドリブを見つけて楽しんでほしい―ほぼ裸でいたことで、お互いに心もすぐにオープンになれたということでしょうか?犬飼さんそうですね。あとは地方でのロケが多かったこともあり、撮影のあとにご飯に連れて行ってもらったりもしたので、そういうコミュニケーションの取り方でよりいっそう仲良くなれたというのもあったと思います。温泉もあったので、毎晩のようにみんなで一緒に入りましたね。本当に裸の付き合いができたので、心の距離も縮まっていったのだと思います。―現場でも現場以外でも、今回はずっと裸の付き合いをされていたんですね(笑)。犬飼さんただ、その影響で、自分の感覚がおかしくなったこともありました。というのも、この作品の撮影中に違う作品も撮っていたんですが、その現場に行ったときに、普通にみんながいる前で着替え始めようとして、「あ、ダメだ!ちゃんと衣装室に行かなきゃ!」みたいなことになり、現実世界とのズレは生じていましたね(笑)。―そんなところにも、支障が出ていたのですね……。犬飼さん元に戻すのに、わりと時間がかかりました。―危なかったですね。この現場で、竜星さんから刺激を受けた部分は?犬飼さん僕の役は、いろいろできる役だったので、わりとアドリブ多めで演じさせていただきました。でも、それができたのは、竜星さんがしっかり受け止めてくださったからこそ。安心してアドリブができたことに感謝していますし、仕事に対する向き合い方は見ていてものすごく刺激になりました。―ちなみに、犬飼さんイチオシのアドリブシーンがあれば、教えてもらえますか?犬飼さんシーンが始まってわちゃわちゃしているところが多いですが、大きなアドリブというよりも細かいところでいろいろとしているので、それをみなさんで見つけていただきながら楽しんでもらえたらうれしいなと思います。髙嶋政宏さんの演技は、とにかく衝撃的でした―細かいところまで注目ですね。あと、今回はダンスシーンも見どころだったと思いますが、練習などは大変でしたか?犬飼さん絶妙な配置とタイミングで動かないといけなくて、人数も多かったので難しかったですね。やっぱりそろっていないときれいに見えないので、そういうところに気を遣いながら踊るのは大変でした。でも、練習をたくさんして、みんなできっちりと仕上げたので、本番ではわりとスムーズにOKをもらうことができてよかったです。―ちなみに、共演の髙嶋政宏さんがダンスシーンに関して、アドリブを見せて周囲を驚かせたそうですが、その瞬間は目の当たりにされましたか?犬飼さん実際に見ていましたが、ここでは言えないような危ないアドリブをしようとしていて、現場がざわついていましたね(笑)。本編で使われていたのは、乳首をこすりながら近寄ってくるような動きでしたが、それを超えるようなことをされようとしていて本当に衝撃的でした。―さすが髙嶋さんですね。それを見てどうでしたか?犬飼さんそのときの僕は服を着ていたんですが、ただただすごいなと。これは高嶋さんのキャラだからできることでもあるんですけど、本物の役者さんならではのものを見せていただいたので、尊敬しています。実生活でもオタクなので、役作りしていない部分もある―そのあたりも見逃せないですね。今回演じた役についてもおうかがいしますが、オタクの役ということで、どのような役作りをしましたか?犬飼さん実は、僕自身がもともとオタクなので、そのあたりはスムーズにいった感じでしたね。―つまり、役作りしていない部分もあると。犬飼さんそうですね、あまりしていなかったかもしれないです。でも、台本で読んだ時点では想像できない部分も多かったので、今回はわりとフラットな状態で現場に入りました。―ちなみに、犬飼さんのオタクな部分を教えていただけますか?犬飼さん昔からアニメや漫画が大好きで、いまもずっとハマってはいますが、最近は特にゲームに夢中なので、夜な夜なオンラインで友達とゲームをしています。あと、おうち生活をしていたときには、いままでの趣味をより深く掘っていこうと思って、好きな音楽の理論を学んだり、覚えたりしたりもしました。アニメや漫画でも、いままで見たことなかったジャンルや幅広い作品をたくさん観たので、自分の趣味について話せることも増えたかなと思っています。―趣味を極めたことで、仕事にもつながっている部分もあるのでは?犬飼さんもちろん、仕事にもつながればいいなという考えはあります。ただ、もともと自分の好きなことや興味のあることはちゃんと話せるくらい突き詰めたほうがいいと考えているほうなので、今回はめちゃめちゃ掘っていきました。地中を越えて、地球内部のマントルくらいまで掘り進めたと思っています(笑)。忘れられない青春の思い出とは?―素敵です(笑)。また、この作品では青春時代ならではのエピソードが満載ですが、いまだから笑える青春の思い出があれば、教えてください。犬飼さん高校時代ですが、『ぐらんぶる』に近い思い出が僕にもありまして、バスケットコートのある友達の家に放課後集まっては、1on1(ワンオンワン)をしていました。ただ、負けた人が全裸になるみたいな遊びだったので、まさに劇中の野球拳と同じような感じですよね。僕たちは、「ワンオンワン」ではなく、「〇ンオンワン」と呼んで遊んでいましたが……(笑)。それが『ぐらんぶる』とめちゃめちゃ被ったので、撮影中もそんなことを思い出しながらやっていました。―ほぼ同じことをされていたんですね(笑)。観る方もそんなふうに青春の思い出がフラッシュバックすると思いますが、見どころなどを最後にメッセージとしてお願いします!犬飼さん若い人だけではなく、実は大人の方々にも刺さる映画だと僕は感じています。というのも、この作品はきっと青春時代の些細なことを思い出したり、青春へ想いを巡らせたりするきっかけになるからです。そういう意味では、青春ノスタルジー映画の側面もあると思うので、たくさんの方に観ていただきたいと思っています。あとは、チケットを買って劇場に入ってしまえば、強制的に裸を見せられることになるので、単純にバカだなっていう目で見て、偏見なしに楽しんでいただけたらと(笑)。夏の思い出に少しでも寄り添えればうれしいです。インタビューを終えてみて……。裏話から青春時代のギリギリの話まで、笑わせてもらいっぱなしとなった今回の取材。劇中では、イケメンもびっくりの変顔満載の犬飼さんですが、取材の撮影では色気満載のギャップを披露してくれました。ananであることを伝えると、「いつでも脱げます」とも言ってくれましたが、その肉体美は本作で存分に堪能してください!次から次とやってくる夏の欲望に溺れる!脱力系ならぬ、脱衣系の最高峰とも言えるほど全力の脱ぎっぷりで突っ走っている本作。イケメンたちの裸にドキドキすることはもちろん、これを観ただけでひと夏分の思い出を味わえるかも!?ストーリー青い海、聞こえてくる潮騒、照り付ける陽射し…国内でも珍しい離島にある大学に入った伊織の目標はただひとつ。それは気のあう友人や可愛い女子と<キラキラな大学生活>を送ること。なのに…「何かおかしい」最初に異変を感じたのはオリエンテーションの朝。伊織はなぜか服も記憶もなく大学の講堂の前で目覚めてしまう。やがて同じ境遇に陥った無駄にイケメンなアニメオタク・耕平と出会い、共にある場所にたどり着く。そこは常識が通用しない“無法地帯”、超ぶっ飛んだダイビングサークルだった!狂暴なクーデレいとこ、どシスコンのお姉さま、エロい先輩、はたまた激ケバギャルも神様、僕たちに普通の大学生活を送らせてください…ヤバすぎるメンバーに囲まれた、伊織と耕平の運命はいかにぶっ飛んだ予告編はこちら!作品情報『ぐらんぶる』キャスト:竜星涼犬飼貴丈与田祐希朝比奈彩小倉優香石川恋 / 髙嶋政宏8月7日(金)より、全国ロードショー配給:ワーナー・ブラザース映画©井上堅二・吉岡公威/講談社 ©2020映画「ぐらんぶる」製作委員会
2020年08月05日現在公開中、Amazon Prime Videoでも同時配信中の山崎賢人主演映画『劇場』が、第23回上海国際映画祭にてインターナショナル・パノラマ部門へ出品されることが決定した。又吉直樹の「火花」に続く2作目の小説「劇場」を、行定勲監督が実写映画化した本作。山崎さんが、演劇に身も心も捧げながら、実生活では社会や周囲の人々とうまく協調できない不器用な青年、儚くも愛しいヒロインを松岡茉優が演じ、2人のラブストーリーが描かれる。2人のほかにも、伊藤沙莉、浅香航大、「King Gnu」井口理らが出演。映画は各地で満席の回が出ているなど大ヒットとなっている。そんな本作が、7月25日から8月2日の期間で開催されている「第23回上海国際映画祭」で上映が決定。7月29日12時(現地時間9時)から行われるインターナショナルプレミア上映を含めた、3回実施されるプレミア上映のチケットは、なんと発売開始後19分で全回全席ソールドアウトに。本作が出品されるのは、インターナショナル・パノラマ部門内のSPECTRUM - NIPPON EXPRESS部門。同部門には、齊藤工監督の『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』の出品されている。今回の決定を受けて行定監督は「上海はかつて撮影をした私にとって忘れがたい特別な場所です。その地で映画『劇場』を観て頂けることを嬉しく思います。下北沢の小さな恋物語が上海の観客に響き、永田と沙希の姿が記憶に残ることを期待しています」とコメントを寄せている。『劇場』は全国のミニシアター中心に公開中、Amazon Prime Videoにて配信中。(cinemacafe.net)■関連作品:劇場 2020年7月17日(金)より全国にて公開、Amazon Prime Videoにて全世界独占配信。©2020「劇場」製作委員会
2020年07月31日SNSやスマホは、今や日常生活や仕事・友人関係……様々なことになくてはならないものになりつつありますよね。しかし、女子のSNSの使い方にウンザリしている男性も多いよう。今回はそんな女子がやりがちなSNSをめぐっての男性をウンザリさせてしまう言動を3つピックアップしてみました。一緒に見ていきましょう!■ SNSに勝手に写真を載せる「彼女が、僕のことをSNSでめちゃめちゃのろけてるんですよ。デートの出来事や僕が言ったことは絶対書くし、『いつ撮ったの?』と思うような僕の写真がインスタに載っていることもあります。食べたものの写真にも僕の手が映り込んでいるような、『匂わせ投稿』もしているみたい。いっぱい「いいね!」がついて彼女はうれしそうだけど、デート中何をしててもSNSのために見えるし、そもそも知らない人に自分のことを晒されたくないんだよなあ」(26歳/商社)自分のことをSNSに書かれるのがイヤという男性も多いようです。誰が見ているかわからないし、ふとしたことで自分と彼女のリアルなつながりがネットを通してバレるかもしれない。「本命じゃないから見られたら困る」からではなく、プライベートなことを許可もなく世間に晒されるのがイヤで、自慢のネタになるのも嬉しくはないそう。2人の時間は自分たちだけの思い出にしたほうが、男性は安心なのかもしれません。■ かわいい友達を自慢する「彼女は普段から『可愛いコが好き』『私の友だちは美人しかいない』と、同性のルックスにすごくこだわる子なんです。中でも、彼女が仲良くしてるコは、本当に可愛くて芸能人のよう。……なんで知っているかと言うと、そのコがLINEのアイコンを変えるたびに、彼女が僕にまで「ほら見て可愛い!」と見せてくるから。『でも前髪ないほうが可愛いよね』なんて彼女は言ってますが、知らない男に勝手に顔写真見せられて、影でなんか言われてるなんて、そのコがかわいそうだと思うよ」(24歳/IT)この彼が気にしてるのは「個人情報とか気にしない子なんだなあ」という点のよう。自分の写真も彼女は「勝手に友人に見せているのでは?」「なにか悪口のようなことを言われているのでは?」……と、疑心暗鬼にもなるようです。「悪口をいう人は自分の悪口もよそで言っている」と同じ理屈で、「個人情報にゆるい子は、僕の個人情報も漏らす」と考える男性も多いみたい。■ SNSに仕事のことを書く「フリーで仕事をしている、僕の彼女。SNSもマメに更新しているんだけど、気になることがひとつ。仕事で行く有名企業を「○○会社なう」「いい仕事できそう♡」など、写真つきで投稿するんです。忙しいとか、大企業から仕事を受けてるアピールのようですが、守秘義務ってありますよね。彼女がそこにいることを知られちゃいけないこともあると思うよ。いつか訴えられるんじゃないかと不安です」(27歳/音楽関係)これもまた「言ってはいけないこと」を平気で公開する恋人に対する不安の声。特に社会人の男性は、守秘義務やコンプライアンスなどの教育を受けることもあり、こういったことに気を配っている人も多いです。うかつな投稿をすると、一度で「非常識な子」枠に入れられてしまうかも。「仕事も恋も充実」なキラキラ感をアピールする方法は他にもあるはず。おしゃれな購入品やディナーの写真など……当たり障りのない内容でのアピールがベターでしょう。■ おわりにステキな彼がいる自分。可愛い友達がいる自分。キラキラした自分。……自慢したい気持ちは誰にでもあります。しかし、そのやり方には注意が必要でしょう。ささやかな自慢のために、他人の気持ちを考えずに大事なことを人に漏らしてしまう女子を、男性は「この子といるといつか嫌な目に遭うな』と思ってしまうよう。こんな時代だからこそ、他人のプライバシーに気を配れる女子は男性からの好感度が高めのはず。(中野亜希/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年07月29日7月25日(土)より開催される「第23回上海国際映画祭(SIFF)」に、『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』、『子供はわかってあげない』、『みをつくし料理帖』、そして『Daughters』が選出、上映されることが明らかになった。『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』は、俳優・斎藤工が“齊藤工”名義で企画・原案・脚本・撮影・写真・声・監督を務めた映画。今回本作は、インターナショナル・パノラマ部門に正式招待。映画祭初日にインターナショナルプレミア上映が決定している。第20回同映画祭にて長編初監督映画『blank13』がアジア新人賞部門最優秀監督賞、『昼顔』で俳優賞をW受賞した齊藤監督。国外ゲスト参加が叶わないいま、上映では中国語を交えたビデオメッセージにて参加。「本作は、私が日々感じている日本の芸能界の過度なコンプライアンスの滑稽な枠組みを、海外の方々にジャッジして貰うべく制作しました。変則的な作品ですが、コロナ禍を受け、今尚進化している不思議な作品です。この作品で皆さんと繋がれることをとても嬉しく思います」とコメントを寄せている。また、『子供はわかってあげない』は、上白石萌歌主演、田島列島の傑作コミックの実写化。相手役には細田佳央太を抜擢したほか、千葉雄大、古舘寛治、豊川悦司ら豪華キャストが参加している。本作は、金爵賞公式セレクション(Golden Goblet AwardOfficial Selection)に選出が決定した。『みをつくし料理帖』は、松本穂香、奈緒が共演、角川春樹の生涯最後の監督作。今回本作は、GALA部門に公式出品。GALA部門で上映される作品は、全体出品数のうちのわずか数作品。本作の海外上映は、同映画祭が初となる。そして、三吉彩花&阿部純子W主演『Daughters』は、ルームシェア生活を送るふたりの女性を主人公に、現代の女性の揺れ動く心情にフォーカスしたヒューマンドラマ。本作は、過去に『ブルーアワーにぶっ飛ばす』『blank13』などが監督賞を受賞した、アジアの新しい才能に光を当てる「アジア新人賞部門(ASIAN NEW TALENT AWARD)」に選出。本年度では、日本映画としては本作のみが選出されている。上海国際映画祭は、1993年より開催されるアジア圏最大規模の国際映画祭。本年度はコロナウイルス感染拡大に伴い、6月開催が延期、7月25日からスタートする。「映画ファンがスクリーンで再会する」という思いを込めて“reunion”をテーマに、中国ではコロナ以降、最初に開催されるメジャーな国際映画祭として、オフライン、オンライン、野外での上映が企画されている。「第23回上海国際映画祭(SIFF)」は7月25日(土)~8月2日(日)の期間で開催。(cinemacafe.net)■関連作品:みをつくし料理帖 2020年10月16日より全国にて公開Ⓒ 2020映画「みをつくし料理帖」製作委員会子供はわかってあげない 近日公開©2020「子供はわかってあげない」製作委員会©田島列島/講談社
2020年07月21日現在、ミュージックスクールに勤めている、ブロガーの水村さん。10年以上前に勤めていた幼稚園のブラックな人間関係を漫画に描き、注目を集めています。水村さんは、20代で地元の幼稚園に就職。しかし、そこは主任を頂点とした、ハラスメント満載な地獄の職場だったのです。『幼稚園の先生の闇の話』説教の時に水村さんが早々に泣くと、「やっとうちらの怖さが伝わったんだね」と満足されたとのこと。もはや、仕事を円滑に進める『指導』とは目的がズレてしまっています。主任のおかしな評価や価値観に水村さんが振り回されたのは、この時だけではありません。七夕の準備自分の都合が最優先である主任。上下関係にばかりこだわっていたため、水村さんから見ると子供たちの気持ちを考えていないように思えたそうです。後輩にたかる主任と先輩「私たちはこんなことでしかお返しできませんが、よろしければお召し上がりください」っていう精神でもてなせ。そう先輩にいわれたものの、とても納得できなかった水村さん。心身だけでなく、まさか金銭的にも虐げられるとは思わなかったそうです。さらに、無駄に手間のかかることもさせられて…。運動会が終わった後、適切な保管ができていなかったのか釘はサビだらけ。水村さんによると、来年のためを思って適切に保管しようとした場合、「楽しようとしてんじゃねーよ!」と先輩たちからいわれることが分かっていたため何もできなかったとか…。辞める決意2年目になり、主任と接する時の要領を覚えた水村さん。ですが、ダメな先輩たちのようになりたくないと思い、退職を決意したのでした。退職するまでも主任や先輩、同僚相手にひと悶着あり、精神をだいぶすり減らしてしまいますが、今ではコンプライアンスのしっかりとした会社に転職。幼稚園の夢に悩まされることもなくなりました。なお、こちらの幼稚園は今もまだあり、保護者からの評判はいいとのこと。水村さんが感じたところによると、「保護者にウケるよう親をお客様扱いしながら、子供には全体的に厳しすぎる幼稚園」のため、評判がよくても子供にとってよい保育かどうかは疑問だそうです。子供は見ていないようで、その実、大人たちの様子をよく観察しているもの。教諭同士のやり取りもキチンと見ていることがあるので、幼稚園を探す際には『教諭同士がギスギスしていないか』『本当の意味で子供想いか』などをチェックしてみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2020年07月05日6月16日、有限会社アップリンクの取締役・浅井隆氏およびアップリンクを相手取り、5名の元従業員が実名でパワーハラスメントの損害賠償を求めて東京地裁に提訴した件で、先ほど、アップリンク側が浅井氏の署名で謝罪と今後の対応を公式HPにアップした。16日にも短文で「元従業員からの訴訟について」とコメントを発表していたが、今回は改めて謝罪と詳細な対応が記された。まずは、「今回提訴した元従業員5名の方、そして、そのほかの元従業員、現在勤務している従業員の皆さんに対して、私のこれまでの言動に過ちがあったことを認め、傷つけたことを深く謝罪致します。また、これまでアップリンクを支えて下さったお客様、関係者の皆様にもお詫び申し上げます」と謝罪。「コロナ禍で映画館の営業ができなかった時も、配信やチケットを購入してくださったり、寄付してくださったり、温かいお言葉をかけていただきました。そうしたお気持ちを裏切るような行動を深く反省し、今後決して繰り返さないよう、努めて参ります」と反省の言葉が続く。同社は、1987年に浅井氏がアップリンク渋谷を立ち上げてからというもの、ここ2年で吉祥寺、京都と映画館を相次いでオープンさせるなど、現在は100人以上の従業員が在籍するまでに急成長している。浅井氏は、「この2年間の急成長下、100人を超える従業員を擁する会社として、規模に応じた組織づくりを行なうことができていませんでした」と語り、「スタッフ1人1人に過大な負荷がかかる状況が常態化していました。アップリンク吉祥寺、京都のオープン時は、誰もが未経験の大きなプロジェクトであったにも関わらず、十分な研修もできずスタッフの負担は大きなものでした。研修を十分にせず、責任の重い仕事を任せ、スタッフに過度のプレッシャーを与えること自体がハラスメントにあたるという認識が自分に欠けていました」とコメント。さらに「これまでにスタッフから何度も『これはハラスメントである』という指摘を受け、是正するよう言われてきました」といい、「そのたびに理解したつもりになっていましたが、理解できていませんでした。映画の配給宣伝、映画館の運営にあたり、毎日が本番で常にベストを尽くすという自分の考えがあり、それをスタッフにもして欲しいと思い、強いていました。そのため、その自分が考えるベストから遠いと感じた場合は、注意をしてきました。その注意が叱責となることも度々ありました」とハラスメントに言及。「一番の自分自身の問題は、スタッフに対して人としての尊厳を傷つけていることに自覚がなかったことです。よい仕事をするには注意して直していくことが必要なのだ、その注意は、理不尽ではないと思っていました。力によって仕事をやらせようとする行為、それこそがパワー・ハラスメントであるという認識が欠けていました。自分自身のマネージメント能力の低さに他なりません。自分の経営者としての力不足、叱責によってスタッフを傷つけたこと、無理な采配で過度な負担をかけてきたことを、深く反省致します」と続いた。今後の対応について今後の対応としては、アップリンクの負債等を背負う浅井氏自身が退くのではなく、「自分自身と会社を変革し、ハラスメントのない会社、そして今まで以上に映画という文化、映画産業において、有意義かつ独自性の高い活動をしていく会社にする所存です。 その上で、今後の自分自身、会社をどう変えていくかについて、次のように考えています」と、以下の対応を表明した。1)外部委員会の設置社外の専門機関に、現在の社内の課題に関して調査を依頼します。徹底的に調査し現状を把握し、問題がある部分を改善し、コンプライアンスの徹底を致します。2)通報制度・窓口の設置今後のハラスメント防止対策として外部への通報制度の整備を行います。3)社内体制の改革・スタッフとの定期的な協議社内の組織体制整備、とくにマネージメントの体制を整えます。また、スタッフとの定期的な協議を行います。4)取締役会の設置現在、有限会社アップリンクの取締役は自分1名ですが、今後は、社内外含め複数の取締役で運営を行うべく準備中です。5)セミナー、カウンセリングへの参加叱責、暴言などは、感情のコントロールがきかないことも要因だと思います。アンガーマネジメントなどのカウンセリングを受け、自身の問題解決に臨みます。また、私自身はもちろん、上司となる立場のスタッフにも研修を受けてもらい、徹底的なハラスメント撲滅に取り組みます。さらに「最後に」として、「アップリンクは社会の均質化に抗うことを標榜してきました。スタッフは皆、そこに共感してくれた人たちです。今回、提訴にあたって、原告の皆さんが実名で顔を出して会見をしたことはとても覚悟のいることだったと思います。それを深く受け止め、心に刻みます。同時に、現職のスタッフ、これまで働いてくれたスタッフの訴えに耳を貸さなかったこと、わかったつもりになって、きちんと対応しなかったことを、深く反省しています。そして、アップリンクを応援してくださった皆様に残念な思いをさせてしまい、大変申し訳ありませんでした。会社の運営体制、職場環境を根本的に変えていくこと、そして、もう一度、皆様に応援していただけるアップリンクに生まれ変わることを、ここにお約束致します」という言葉で結ばれている。アップリンク元従業員によるパワハラ被害の訴えとは…同社元従業員の5名は、16日、被害者の会「UPLINK Workers’ Voices Against Harassment」を立ち上げ、浅井氏からこれまで受けてきたパワーハラスメントを裁判で訴えるという声明文を発表。元従業員5人のうち4人は実名を公表し、記者会見も行っている。これには映画監督の深田晃司が「賛同します」と被害者の会を支持する立場を明らかにし、「ことはアップリンク、ミニシアターの問題だけではなく、映画業界全般の信頼と労働意識、自浄能力が今問われている」とのコメントを発表、深田監督が発起人のひとりであり、アップリンクも参加している「ミニシアター・エイド基金」も「(先の)謝罪文にある通り、『深く反省』し、『誠意をもって対応』していただきたいと考えます」との立場を表明していた。(text:cinemacafe.net)
2020年06月19日齊藤工始動のリモート映画プロジェクト『TOKYO TELEWORK FILM』(TTF)より、第6弾となる最新作が完成。予告編とコメントが到着した。斎藤工、伊藤沙莉、大水洋介らが出演するTTF#1『テレワーク・セッション』、斎藤さんと永野が出演するTTF#2『潜入!限界集落!』、そしてTTF#3『HOME FIGHT』、TTF#4『C●RONAPLY+-ANCE』、TTF#5『潜入!限界集落!2 -猫祭り-』に続く第6弾は、滝藤賢一、筧美和子、板谷由夏らが出演する『でぃすたんす』(監督・脚本:清水康彦)。滝藤さん演じる仕事熱心な男は、家族関係が希薄になっている。「コロナが落ち着くまで実家にいます」と娘を連れて家を出た妻(板谷さん)。リモートワークに慣れないまま、男は友人(平子祐希)に勧められたオンラインラウンジの女性(筧さん)と関係を深めていく…というストーリー。到着した予告編では、男(滝藤さん)が「言葉では置きかえられなくなるんですよ、夫婦というのは」と切り出し、また「変わるというか、変えるか」と意味ありげにつぶやく女(筧さん)。そして、テレワークに慣れない男とその妻(板谷さん)との会話も映し出されるが、どうやら関係に距離がある様子だ。今作に出演した滝藤さんは「リモートならではの色々なハプニングがありながら、筧美和子さん、板谷由夏さんをはじめキャスト・スタッフの皆さんとのセッションは堪らなく刺激的で休み過ぎて完全に熟睡していた仕事への情熱と、衝動が抉り出されるという感覚に……。まるで生まれ変わった気分です。多くの方に観ていただけることを切に願います」とコメント。筧さんは「滝藤さんとはお仕事でご一緒させていただく機会が多いですが、いつもと違う新たな関係を演じられたのもとても新鮮でした」と撮影をふり返り、板谷さんも「滝藤さんとのリモート芝居は、彼の温度を離れていてもビシビシ感じる事ができ、お芝居することの可能性は、まだまだある、と心踊りました」と感想を。企画・プロデュースを手掛けた齊藤さんは「コロナ禍による現代の新たな距離、ソーシャルディスタンスと言うより、パーナソルディスタンスをビターに、またチャーミングに描いています。リモート作品と言う企画的、時世的な枠を超えた、新たな味わいの1作になったと思います」と自信をみせている。『TTF』は、新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言を受けた外出自粛要請により、映画業界はじめ大打撃のエンタテインメント業界で、先行きの見えない現場に対峙し、齊藤さんが“STAY at HOME”をテーマに、日常化するテレワークを舞台にした映画企画として始動。俳優、芸人、ミュージシャン、一般ユーザーまでをも次々巻き込み、テレワークセッション(フェーズ1)、テレワーク会話劇(フェーズ2)を経て、短編・長編を想定した製作(フェーズ3)へと発展させた3つの段階(フェーズ)で製作を展開予定。また、2020年中の長編公開を目指している。なお、岩切一空監督製作リモート短編『第七銀河交流』、オンライン体感<ライブ>上映で試みた、狐火ラップパート『再々録コンプライアンス』、飯塚貴士監督『C.C.C.C(サイバー・コロナ・コップ・カルヴィン)』、齊藤工監督『C●RONAPLY+-ANCE』の4作品の併映上映+岩切一空監督&二宮健監督トーク(予定)を併せた『COMPLY+-ANCE コンプライアンス/SIDE-B』の上映も決定している。TTF#6 『でぃすたんす』ワールドプレミア上映は6月12日(金)19時30分「STAY HOME MINI-THEATER」にて上映。(併映作品:『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』TTF#4『C●RONAPLY+-ANCE』)『COMPLY+-ANCE コンプライアンス/SIDE-B』は6月12日(金)22時/13日(土)14時/20(土)17時/21日(日)20時、「STAY HOME MINI-THEATER」にて上映。(cinemacafe.net)
2020年06月09日オンライン映画館「STAY HOME MINI-THEATER powered by mu-mo Live Theater」(SHMT)にて、齊藤工総監督『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』のオンライン体感上映、『TOKYO TELEWORK FILM』第2弾として2作品が併映されることが決定した。5月15日(金)19時より本格始動するオンライン映画館「SHMT」。ここで5月21日(火)夜行われるオンライン特別上映では、まず、『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』オンライン体感上映として、2月21日の劇場公開以来、上映館のアップリンク渋谷・吉祥寺にてラッパー・狐火による劇中ライブなど新しい映画上映を試みていた<体感上映>のテレワーク版を上映。狐火さんがリモートで劇中のラップパートをライブ配信するほか、飯塚貴士監督が自身の人形アニメーションパートの舞台をコロナ禍の“STAY at HOME”の世界に置き換えて脚本を新たに執筆、それを斎藤さんら声の出演者によるテレワーク・アフレコ生配信により、特別上映する。また、斎藤さんが “STAY at HOME”をテーマに日常化するテレワークを舞台にした映画企画「TOKYO TELEWORK FILM」より、斎藤さんと永野によるドッキリ企画の#2『潜入!限界集落!』と、伊藤沙莉、大水洋介(ラバーガール)、酒井健太(アルコ&ピース)が出演するリモートドラマ、#3『HOME FIGHT』の2作品もプレミア上映。『潜入!限界集落!』は、一般の方のオンライン飲み会に斎藤さんと永野さんが参加するドキュメント。『HOME FIGHT』は、各々の自室にいる兄と妹が、オンラインで会話する様子を映し出す。さらに、齋藤監督パートを秋山ゆずき、平子祐希(アルコ&ピース)など同じ出演者でコロナ禍に置き換えアップデートした新作『コ◯ナNAPLY+-ANCE』が撮了したそう。「SHMT」にて5月末に上映される予定だ。齊藤監督は「日々刻々と事態が変化して行く中、柔軟性と速度感とクオリティが問われる映像及び映画業界。ある種、新型ウィルスが我々にくれたこの機会を如何にフルで活かすか。その一つの答えが清水監督の『ホームファイト』と言うリモート兄妹の作品に宿っていると思います。伊藤沙莉さん、大水洋介さんの才能が迸ります。そしてまるで生放送ドラマ?映画『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』のオンライン生配信版。映画の完成は常に最新の上映と言う史上稀に見る"更新スタイル"の映画ならではのin the コロナのオンラインバージョン。更には『COMPLY+-ANCE』のアップデート新作『コ◯ナPLY+-ANCE』も絶賛仕上げ中です」とそれぞれの作品について語り、「皆様、急激なオンライン化×映画を是非目撃して下さい」と呼びかけている。「『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』オンライン体感上映+TFF #2 プレミア特別上映」は5月21日(火)21時~STAY HOME MINI-THEATER powered by mu-mo LIVE THEATERにて生配信。※料金:1,800円(特別料金)webチケット/当日券のみ(上映開始5分前まで販売)(cinemacafe.net)
2020年05月15日齊藤工監督が“STAY at HOME”をテーマに、テレワークを舞台にした映画企画『TOKYO TELEWORK FILM』を始動、リモート撮影でクランクインしたことが分かった。東京都の外出自粛要請を受け、自宅環境での“娯楽の選択肢”として特別Webサイト「A TAKUMI SAITOH FILM」を立ち上げ、監督作品や出演関連作、レコメンド作品や映画を随時更新中の齊藤監督。そんな中での立ち上げとなった本企画『TOKYO TELEWORK FILM』は、鬱屈に屈さず、ウイルスショックによって生まれ行く「テレワークカルチャー」を記録し続け、連作を時系列に並べるオムニバス映画となっている。「テレワークセッション」(フェーズ1)、「テレワーク会話劇」(フェーズ2)を経て、「短編・長編を想定した製作」(フェーズ3)へと発展させた3段階(フェーズ)で製作を展開、2020年中の長編公開を予定している。4月20日に撮影が終了した「テレワークセッション」では、テレビ電話で繋がったキャストが本人として実名で登場し、『コーヒー&シガレッツ』(ジム・ジャームッシュ監督)のテレワーク版のようなドキュメンタリー性ある仕上がりに。そんな第1弾の出演は、齊藤監督のほか、伊藤沙莉、大水洋介(ラバーガール)、酒井健太(アルコ&ピース)ら。近日撮影予定の第2弾以降には、秋山ゆずきらが参加予定。長編映画へと更新と進化する間に、Webにて随時公開を予定しているという。そして第1弾として、4月29日(水・祝)にプレオープンするオンライン映画館「STAY HOME MINI THEATER powered by mu-mo Live Theater」にて、齊藤総監督映画『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』との併映でプレミア上映が決定。トークイベントも開催される。<監督:齊藤工コメント>「漁師は漁に出られない時は網を縫う」と言う言葉があります。この"予期せぬ事態"に対し、従順に自主規制をかけながらも、そこから新たな歓びや愉しみを見付ける事はその網の目を密にする事我々人間の進化に繋がると、割と本気で思っています。(人命・医療・インフラ最優先ですが)手探りですが、様々な方々とオンラインで繋がり、お力・才能をお借りし、知恵を絞り合い、共に可動域を広げながら、"今(在宅・遠隔)だからこそ出来る事"を発掘、開拓して行きたいと思います。具体的に、悠々と、迅速に。STAY at HOME 斎藤工(cinemacafe.net)
2020年04月23日“悪”にだって理由はあるかもしれない。完全なる“勧善懲悪”の時代は過ぎた。今の時代は一度“受け入れる”ことが求められているーー。今、エンタメの世界では『鬼滅の刃』が社会現象を巻き起こしている。コミックはシリーズ累計4,000万部を突破、アニメも人気の作品で、家族4世代にわたって楽しめることから「朝ドラのようだ」とも評される。物語は、鬼に家族をみな殺しにされた少年が、唯一、生き残りながら、鬼にされた妹を人間に戻すため“鬼狩り”の道を進みながら成長していく、というもの。「しかしそれが“正義 vs. 悪”という勧善懲悪の構図ではなく、悪=鬼にも悲しい理由があり、悪側にも気持ちを寄せているのが、この作品の特徴なのです」爆発的人気の理由をこう解説するのは、日経BP総研の上席研究員を務める品田英雄さんだ。「じつはこれ、50年ほど前のエンタメ界にも起きていた現象です。ベトナム戦争の時代。アメリカでは“国=正義”という図式がくずれ、『アメリカンニューシネマ』と呼ばれる、戦争に反対する若者たちの心情をとらえたジャンルが人気になりました。実在した強盗の逃避行を描いた映画『明日に向かって撃て!』など、社会からはみ出した主人公の生き方が共感を得たのです。時を同じくして、中国では若者を中心に文化大革命が起きていますし、“権力や体制に逆らうことこそ正義”という思想が、世界的に広まった時代だといえます」日本でも、ダークヒーローが登場して人気を博した。「テレビドラマの『子連れ狼』です。一族をみな殺しされた剣士が、唯一、生き残った息子の大五郎と、子連れ刺客として活躍する物語で、それこそ、『鬼滅の刃』に通ずるところがありますよね。悪といわれる者たちにも見るべきところがあるとし、否定せずに受け入れる。時代がひとまわりして、現代の『鬼滅の刃』が登場してきたように思えます」しかし、単に歴史のリバイバルというだけではない。『鬼滅の刃』が誕生し、ヒットしたのは、閉塞感やストレスを感じやすいこの時代だからこそ、と品田さんは分析する。「ここ10年、つまり、スマホの広がりと表裏一体ですよね。集団の多数派が少数派に対して、意見を合わせるよう圧力をかけてくる。仲間内で違う意見をもっていると、いじめの対象にされやすい。企業でも、コンプライアンスやルールの厳守を強く求められる。息苦しい時代です。その反動で“否定しない”ものを強く求めるのは、心理的に当然のことではないでしょうか」「女性自身」2020年4月28日号 掲載
2020年04月17日今、エンタメの世界では『鬼滅の刃』が社会現象を巻き起こしている。コミックはシリーズ累計4,000万部を突破、アニメも人気の作品で、家族4世代にわたって楽しめることから「朝ドラのようだ」とも評される。物語は、鬼に家族をみな殺しにされた少年が、唯一、生き残りながら、鬼にされた妹を人間に戻すため“鬼狩り”の道を進みながら成長していく、というもの。「しかしそれが“正義 vs. 悪”という勧善懲悪の構図ではなく、悪=鬼にも悲しい理由があり、悪側にも気持ちを寄せているのが、この作品の特徴なのです」爆発的人気の理由をこう解説するのは、日経BP総研の上席研究員を務める品田英雄さんだ。『鬼滅の刃』が誕生し、ヒットしたのは、閉塞感やストレスを感じやすいこの時代だからこそ、と品田さんは分析する。「ここ10年、つまり、スマホの広がりと表裏一体ですよね。集団の多数派が少数派に対して、意見を合わせるよう圧力をかけてくる。仲間内で違う意見をもっていると、いじめの対象にされやすい。企業でも、コンプライアンスやルールの厳守を強く求められる。息苦しい時代です。その反動で“否定しない”ものを強く求めるのは、心理的に当然のことではないでしょうか」加えて、「エンタメは、人の気持ちを少しだけ先取りした世界」と品田さん。フィクションだけでなく、視聴者の心に響いた次の事例にも、きちんとその傾向が表れているのだという。ひとつが、中居正広(47)のジャニーズ事務所退所会見だ。「これまでの大きな組織から外れて、会見も司会もすべて個人で責任を負うという形でした。どんな質問にもNGを設けず、一度すべてを受け入れて、けっして否定しない。会場は温かな空気に包まれ、応答の内容も中居さんらしさがよく伝わるもので、視聴者からも絶賛されました」そしてもうひとつが、’19年の「M-1グランプリ」で3位に入賞した、ぺこぱの漫才だ。「漫才というと、ツッコミがボケを否定して笑いが生まれる、というのがセオリーです。絶対的ともいわれるダウンタウンが登場してから30年、人は次なるものを求めていたのかもしれませんね。そこに登場した彼らの漫才は、ボケ担当がどんなにボケても、『悪くないだろう』『それもある』と、否定をしません。ボケがスベッたときでさえ、『時を戻そう』と笑いにもっていく、全肯定のスタイルが視聴者の心をつかみました」ぺこぱの漫才は、じつは“意識高い系”の自己啓発、ポジティブシンキングと同じことを言っているのだそう。「現実では鼻につくようなことを、新しい笑いに変えたのが、ぺこぱのすごいところ。ギスギスした時代に、気持ちよく笑わせてくれる貴重な存在です」くしくも、在宅時間の長くなるこの時期。“否定しない”エンタメ作品に触れ、笑い、泣き、感動し、自分も他人も否定することなく、健やかに毎日を過ごそう。「女性自身」2020年4月28日号 掲載
2020年04月17日Twitterトレンド1位入り、Yahoo!の検索ランキング1位を獲得するなど大反響を呼んでいる、竜星涼&犬飼貴丈主演の『ぐらんぶる』。これまで、『ヒロイン失格』や「賭ケグルイ」などを手掛けてきた英(はなぶさ)勉(つとむ)監督が本作で挑んだ、“まっすぐなバカ映画”について語った。本作のメガホンをとる英監督は、『高校デビュー』(2011)、『ヒロイン失格』(2015)、『未成年だけどコドモじゃない』(2017)、『3D彼女リアルガール』(2018)などラブコメディの先駆者として数々の作品を世に贈り出してきた。そんな英監督が今回挑むのは、前代未聞の“全力脱衣系”青春コメディ。数多のコメディ映画を手掛けてきた英監督をもってしても、「非常にチャレンジングだった」と言わしめるほどの題材だったという。プロデューサーから原作漫画を渡され、一気読みしたという英監督は「登場人物全員魅力的でセリフが非常に面白い。まるでコントを見ているよう」と感じたと同時に、「こんなん映画になるかい!」と衝撃の告白も。その理由は、主人公・伊織と耕平は事あるごとに脱衣するシーンが多く、表現方法や様々なコンプライアンスの壁が立ちはだかることが容易に想像できた。そして、何よりも困難に思えたのは、自身が感じた原作のスピード感、セリフの面白さなどを損なわずに映像化すること!「映画化でぬるくなったとはぜったい思わせたくない」と決意し、原作で象徴的で破壊力のある宴会シーンにもっとも苦心したそう。「映画で人が飲んで騒いでいるのは観ていて面白いのか?」と頭を悩ませた結果「お客さんにも参加している気分になれるよう、そして物語も進む大事なシーンになるよういろいろ工夫した」と、オリジナル演出がなされたことを明かしている。「グローバル化のこの世界で、バカバカしくて腹の底からただ笑える、それだけの映画があってもいい。こんな映画をずっとやりたかった。観たことがないものになる予感はあった」と自信をのぞかせる英監督。「でも観たことがなくても嫌いにならないでください。こういう映画があってもいいんじゃないと、優しい目で受け取ってください。すみません」とお願いする様子も見せている。『ぐらんぶる』は5月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ぐらんぶる 2020年5月29日より全国にて公開©井上堅二・吉岡公威/講談社 ©2020映画「ぐらんぶる」製作委員会
2020年03月29日佐藤二朗主演、水野美紀、岸井ゆきの、坂田利夫が家族に扮するドラマ「浦安鉄筋家族」。この度、染谷将太、大東駿介、滝藤賢一ら大沢木一家を取り囲む個性派キャラクターを演じるキャストが決定した。■花丸木/染谷将太大河ドラマ「麒麟がくる」では織田信長役で出演、「聖☆おにいさん」も話題となった染谷将太が演じるのは、大沢木家の長女、桜(岸井さん)の彼氏・花丸木。ベテランのいじめられっ子で、肌の抵抗が少なく服が脱げやすい天然変態。「出演する準備を勝手にしてきました」「浦安鉄筋家族」が大好きすぎて、子役時代、「浦鉄」が実写化した際は絶対に参加したいという思いから、ひらすら漫画を読みこみ自分なりに演じてみて、熱演のあまり親にうるさいと言われたりなどしながら、出演する準備を勝手にしてきました。そんな日から約20年。まさか、実現するとは!しかも花丸木!あの神がかったキラキラボーイを体現するとは!小指を正して演じさせていただいております。■春巻龍/大東駿介『クローズZERO』シリーズや大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」などに出演する大東駿介が演じるのは、小鉄(斎藤汰鷹)のクラスの担任・春巻龍。貧相、貧弱、貧乏で、生徒の家で飯を食らうのが日課。誰よりも威張れると思って教師になったというクソザコサイテー教師というキャラクター。「多少日常生活に支障をきたす覚悟で」間違いなく、僕の役者人生で、もっともバカで、もっとも愛おしい人物でしょう。学生時代から愛読してるとても思い出深い作品のもっとも好きなキャラクターを演じさせて頂くことはちびるぐらい嬉しい反面、高速道路の真ん中で遭難するぐらい怖いものですが、至高のバカ春巻龍に導いてもらい、多少日常生活に支障をきたす覚悟で挑みたいと思います。佐藤二朗さんはじめ、バカ真面目にバカをできる素晴らしいキャストの皆さんとつくる『浦安鉄筋家族』こりゃすごいことになるチョー■麻岡ゆみ/松井玲奈佐藤さんへ直に出演を熱望したほどの原作ファンだという松井玲奈は、大鉄(佐藤さん)やタクシー運転手仲間が行きつけのファミレス店長・麻岡ゆみ役に決定。長期喫煙滞在上等の大鉄たち、通称「アホヤニーズ」にツッコミまくりの天敵だ。「物語にはあっと驚く仕掛けも」兄の影響で小学生の頃から『浦安鉄筋家族』は親しんできた漫画の一つでした。とにかくはちゃめちゃな物語に触れると、気楽に楽しく、思うままに生きてもいいのではと思えます。べーやんの店長麻岡さんは、大鉄をはじめとする喫煙者「アホヤニーズ」と小さな攻防を繰り返す役どころです。ヤニーズの皆さんの押しと、ノリに負けないように、私もグイグイと立ち向かっていきたいと思います。10年程前にお芝居を始めた頃、そわそわして落ち着かなかった私に二朗さんが『お前はできる』と喝を入れてくださった事がありました。酔っ払って電話をかけてくる二朗さんですが、真面目なところ、お茶目なところも含め信頼のおける素敵な先輩だと思っています。ギリギリまで攻めた演出や展開は脚本を読んでいるだけで、笑わずにはいられません。物語にはあっと驚く仕掛けもあるので、ぜひ最初から最後まで楽しんでいただけたらと思います。松井玲奈の新しい一面にも触れていただけるのでは?!と思います。■仁ママ/宍戸美和公「痛快TVスカッとジャパン」に出演する宍戸美和公は、小鉄の同級生・土井津仁の母役で出演。超ド貧乏なため、自宅の隣の墓場からお供え物を奪って食らい、血肉とする、大鉄と並ぶMs.ノーコンプライアンス!「紛れます」。私が仁ママだなんて‥大丈夫?ダルビッシュ様が「誰がやるんや」とつぶやかれたとか‥‥恐怖です。どうか注目しないで。見ないで。やりたいけど、ダルビッシュ様には見られたくなーい‥‥と言っても、濃ーい方ばかりなんで紛れます。何処に出てたっけ?と通り過ぎてしまうでしょう。『浦筋』ファンの皆さま、不束者ですが、よろしくお願いします。(私、お金持ちより貧乏が似合うんです。それで、出ちゃうんです)佐藤二朗様・存在感!水野美紀様・器用塊!岸井ゆきの様・お菓子!本多力様・ご近所!斎藤汰鷹様・実物大!キノスケ様・無垢寝!坂田利夫様・伝説上! 4月10日、うんこを握ってテレビの前でお待ちください。■大鉄のタクシー常連客/滝藤賢一ドラマ24「コタキ兄弟と四苦八苦」の主演、滝藤賢一がリレー出演!ハチャメチャ大鉄タクシーに乗ってしまった不運すぎるタクシー客を演じる。「やりたい放題やらせていただきました(笑)」まさか、「コタキ兄弟と四苦八苦」の流れで「浦安鉄筋家族」に出られるとは…。2クール連続のドラマ 24。あまりにも品がないのでは?と、一瞬お断りしようか考えましたが2秒でやると決めました。私、滝藤賢一。もはやテレビ東京の回し者と思われても致し方ありません。化け物佐藤二朗さん。現場で納得いくまで何度も段取りを重ねる姿。面白さへのあくなき追求心。あまりのストイックさに恐怖しました…。こうやって芝居の化け物は産まれたんだな~。そして、我が戦友、水野美紀さん。化け物佐藤二朗を相手に、どんな大立ち回りを見せるのか!あ、勿論私もできる範囲でやりたい放題やらせていただきました(笑)ああ!コタキ兄弟と四苦八苦!終わってほしくない!ああ!でも浦安鉄筋家族!早く観たい!「浦安鉄筋家族」は4月10日より毎週金曜日深夜0時12分~テレビ東京系にて放送、ひかりTV・Paraviにて配信予定。※テレビ大阪のみ翌週月曜深夜0時12分放送(cinemacafe.net)
2020年03月27日佐藤二朗主演、4月放送のドラマ「浦安鉄筋家族」より、大沢木一家を演じる水野美紀、岸井ゆきの、本多力、斎藤汰鷹、キノスケ、坂田利夫の出演が明らかになった。シリーズ累計発行部数4400万部、実写化不可能といわれた浦安を舞台にパワフルな一家が大暴れする人気ギャグ漫画シリーズを、テレビ東京が地上波のギリギリに挑戦してドラマ化する本作。今回明らかになったキャストたちが演じるのは、佐藤さん演じる大鉄を取り囲む大沢木一家!料理上手で子煩悩、普段はお淑やかだがスイッチが入ると誰にも暴走が止められない大鉄の妻・順子役には、連続テレビ小説「スカーレット」で主人公のよき友人役を演じている水野さんに決定。「意気込みだけしかありません。それ以外はどうすれば良いのか分かりません」と今回の出演に関して正直な感想を述べた水野さんは、「大鉄役の佐藤二朗さんの印象はクレイジー。とにかくクレイジーな印象です。恐ろしいです。このドラマはコンプライアンスに抵触していそうなところが見どころ。岸井ちゃんの入浴シーンもあるかもしれません。ないかもしれません」とコメントしている。そんな水野さんは本作でアクションシーンもあるのだとか。また、大沢木家で一番まとも(!?)に見えるが、彼氏・花丸木くんのこととなると盲目になり、恋人関係を守るためなら全てを捨てて全力奔走するメルヘンかつ現実的な大沢木家の長女・桜役には、『愛がなんだ』で日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞した岸井さんが演じる。岸井さんは「数多くのファンの方がいるこの作品に関わることはプレッシャーが大きく、漫画を読み返しては悩んだりもしました」と不安を明かすも、「台本が届き、読みはじめた瞬間に文字から飛び出す楽しげな大騒ぎとそのハチャメチャさに、今はただワクワクしています」と撮影が楽しみだと話す。さらに、アニメ・発明オタクで大沢木家の自宅警備員を務める永遠の浪人生、長男・晴郎役に、「ヨーロッパ企画」所属で「俺の話は長い」の出演が話題となり、「知らなくていいコト」にも出演中の本多さん。坊主頭がトレードマークで勉強嫌いな次男・小鉄役に、『人魚の眠る家』で篠原涼子と西島秀俊の息子役を演じた汰鷹(たいよう)くん。趣味はロックを聴くこと、祖父・金鉄役に、アホの坂田こと坂田さん。そして三男・裕太役は、某スタッフの愛息子・キノスケくんが演じる。本多さんは「ほんとにどんなドラマになるか想像出来ないですが、とにかくうるさい、いや、騒がしいドラマになるはずです。脚本が同じヨーロッパ企画の上田くん・諏訪さん・酒井くんなので、3人の内に秘めたる騒がしさも現場に伝えられるように大きい声でのぞみたいです」と意気込み、汰鷹くんは「ママが昔、原作のマンガを読んでいたと聞いて気になって読んでみたら、面白すぎて一気に読んじゃいました!!キャラクターが自分とそっくりだったので絶対やりたいと思ってたから小鉄の役が決まった時は『っしゃぁぁぁ!!』って喜んじゃいました!!」と出演決定時の心境を明かす。「こんなにも自分に似ているキャラクターがいるのかと驚きました」と自身もびっくりだったと語る坂田さんは、「佐藤二朗さんをはじめ、共演させて頂く方たちと楽しく、明るく、にぎやかに撮影ができたらと思っています。大沢木家一丸となって視聴者に喜んでもらえるように頑張ります」と意気込んでいる。ドラマ24「浦安鉄筋家族」は4月、毎週金曜日深夜0時12分~テレビ東京系にて放送予定。※テレビ大阪のみ翌週月曜深夜0時12分~毎週地上波放送終了後、ひかり TV&Paraviにて配信予定(cinemacafe.net)
2020年02月14日昨年6月に麻薬取締法違反罪で有罪判決を受け執行猶予中のテクノバンド・電気グルーヴのピエール瀧(52)が、今月下旬から映画のロケに参加し俳優業に復帰することを、一部スポーツ紙が報じた。記事によると、出演するのは、竹中直人(63)、山田孝之(36)、斎藤工(38)の3人が監督する映画「ゾッキ」(来年公開)で、瀧が演じるのは漁師役。近日中にクランクインし、瀧の出演シーンは今月下旬に撮影が行われる予定。昨年3月の逮捕以来、11カ月ぶりの俳優復帰作となる。「コンプライアンスが今ほど厳しくなかった時代は、薬物で逮捕・起訴された大物歌手が判決確定から1年も経たずに復帰していました。しかし、ここ最近は、執行猶予期間が明けてから復帰するというのが“慣例”。瀧さんは懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けていましたから、早くても復帰は21年の7月以降だと思われていました」(芸能記者)記事によると、復帰を後押ししたうちの1人が、監督でプロデューサーにも名を連ねる山田。山田といえば昨年、主演した動画配信サービス・Netflixのドラマ「全裸監督」でも瀧と共演。「さらに、瀧さんが逮捕後の昨年4月、竹中と斎藤と共演した「麻雀放浪記2020」が彼の出演シーンをノーカット公開。その後も出演作何本かが同様に公開されました。もともと逮捕されても、一般社会に比べて復帰が容易と思われている芸能界だけに、彼の早期復帰に疑問符を投げかける人は少なくありません」(前出・芸能記者)実際、ネット上では彼の復帰に《いくらなんでも甘過ぎやしないですか?》《今から復帰は早すぎる》《これでは見せしめにならない》《執行猶予中は少なくとも治療の期間として仕事復帰はあり得ない》など批判が殺到。瀧が復帰への“ハードル”を下げてしまったことが、彼の今後の芸能生活にどのような影響を与えるのだろうか。
2020年02月03日