話題映画『ニート・ニート・ニート』監督が行った、「王道を外す」抵抗
それはやっぱり座長的な役割からですか?
たまたまかな(笑)。主役をやってもらったというところもありますし、そういう部分もあります。3人の中では、山本くんが一番ヤンチャな感じがします。でも、合うたびに印象が変化するところもあるんですよ。正統派な中に、男っぽい感じが見え隠れする、と言ったらいいのか。
森田くんは、撮影中ずっと不安そうでした。でも、森田くん本人としては、ある程度見えているからこそ、確認がしたかったのかもしれない、とも思うんです。安井くんはすごく大人で、気の配り方や空気の読み方が成熟している印象があります。
現場でもとにかく気を配って、スタッフやキャストに声をかけて、という空気づくりを率先してされていました。
――取材していても、そんな印象を受けました。
そうですね。多分、自分が世間から何を求められているのか、すごく分かっているんじゃないかなと思います。だから、そこはどんどん裏切っていって欲しいです。良い意味で。
○本人から出てきたものが表情に
――ライブ映像を観てキャスティングされたというお話でしたが、その時に思った印象は演技にも出ていたと思いましたか?
レンチという役に、反映されていたと思います。