くらし情報『塚本晋也が初の時代劇を監督「鉄と人との関わりには変わりがない」1本の刀に込めた思いとは?』

2018年11月17日 06:30

塚本晋也が初の時代劇を監督「鉄と人との関わりには変わりがない」1本の刀に込めた思いとは?

――だからこそ、一画目が重要だったわけですね。

そうですね。「一」への想いです。

――ちなみに「、」の示す意味とは?

「。」だと終わってしまうので、あえて「、」にしたんです。

――句点ではなく、読点ということですね。

僕としては「斬った後どうなるのか」みたいなことを表しているつもりだったんですが、「斬って出てくる血にも見えるし、涙にも見える」というようなことをスタッフが言っていて、「でしょ!」って(笑)。

――ははは(笑)。それにしても、塚本作品にはこれまでも印象的なタイトルが多いですね。


最初からタイトルが決まっている場合は良いんですが、いつまでも決まらない場合は見苦しいタイトルになりますね。

――例えば……?

『東京フィスト』なんて、「そりゃないだろう」っていまでも時々思うくらい(笑)。実を言うと『鉄男』もなかなか決まらなかった。――えぇ!? そうなんですね。『鉄男』に決まった理由とは?

「皆に愛されるために名前で読んでもらえるようにしよう!」って。

――いまや、世界中で愛される名前になったと考えると感慨深いですね。逆にすぐに決まったタイトルは?

『六月の蛇』なんかはタイトルありきという感じで、自分としても納得がいくタイトルであると言えますね。

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