くらし情報『流行語大賞で見る平成の30年…テレビ発の言葉もネットから話題化へ』

2018年12月2日 07:00

流行語大賞で見る平成の30年…テレビ発の言葉もネットから話題化へ

「ご飯論法」にとどまったが、「これは国民の政治離れの反映でしょう」と分析する。「例えば “モリカケ”問題への追及にしても昨年に比べて熱の冷めようが甚(はなは)だしい。メディアの報道ぶりも手ぬるくなって、それが“盛り下げ”につながったのだと思います」。

惜しくもノミネート30語に入らなかった言葉を聞くと、「アムロス」「平成最後の○○」「ぎぼむす」「紀州のドン・ファン」など。どれもよく聞いた言葉だが、それだけこの賞は狭き門ということで、「今年は豊作と言っていい年だと思います」とのことだ。

この30年で趣味嗜好の多様化が進み、選考は難しくなってきているというが、「新語・流行語大賞への注目度はむしろ高まってきた」と実感しているそう。「日本人はたしかに成熟して、他人と違う個性を志向するようになった。と、そんなふうに見えますが、まだまだどこかで標準のラインとかアベレージ(平均)がどこにあるのかということにも関心が強い。
時代は変わったように見えながら、実のところ、日本人はなかなか変わってないということかもしれないですね」と推測している。
○今年のノミネート30語(五十音順)

「あおり運転」「悪質タックル」

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