女優・玄理の仕事論、2PMジュノ共演作と『ミストレス』は「準備9割」
それがすごく新鮮というか、きっとファンの方々にとっても魅力的な部分でもあるんだろうなと感じました。現場でそこまで深いお話はできなかったのですが、役柄にとってもそれが良かったと思っています。
――この映画の中で個人的に一番好きなのが、ジュノさんが玄理さんを「お姫様抱っこ」するシーン。役柄の感情がとても表れていたのですが、どのようなやりとりがあって成立したシーンだったのでしょうか?
先程の話とつながるかもしれませんが、ジュノさんが私をお姫様抱っこした時に私の足元にはカメラがあって。短いタイトなスカートだったので、すごく心配してくださったんです。後で編集してもらえるので私は気にしてなかったんですが(笑)、抱きかかえる向きを変えたり、そういう気遣いをしてくださったこともすごく新鮮でした。アーティストだけでなく、俳優としても経験豊富な方なので、そのような対応力を兼ね備えていらっしゃるのだと思います。――また、それが役柄としての関係性にも活きてきそうですね。
そうですね。役の距離感を縮めるきっかけにもなりました。
――共演者一人ひとりにそのような気付きがあるんですか?
私は、現場の空気が良いとそれが映像にも現れると思っています。