2019年5月24日 10:00
女優・玄理の仕事論、2PMジュノ共演作と『ミストレス』は「準備9割」
をしなくてもすばらしい演技をされる俳優さんもたくさんいて。役作りは、「自分に言い訳ができないくらい準備をした」ということだと思っています。あとは、その場で頑張るしかない。役作りをしたことを思い返しながらお芝居をするわけではありませんが、「これだけやったから大丈夫」と自分が安心したいだけなのかもしれません(笑)。
――そこには正解も不正解もなく、各々のやり方というわけですね。
そうだと思います。私は準備は絶対します。役に選んでいただいて、そこに至るまでにはいろいろな方が関わっているので。
○■「準備が9割」を心掛けている理由
――役者同士でこういうことを話すことはありますか?
あまりしないかもしれません。でも、『ミストレス』に出演するにあたって、全10話の連続ドラマでここまでメインをやらせていただくのはほとんど初めてで。映画は役を引き受けた段階で台本が完成しているので、どういう結末に向けて物語が展開していくのかを理解した上で現場に入ることができます。でも、ドラマは撮影が始まる時には1話か2話ぐらいまでしか用意されていないことも多くて。ざっくりとした結末は聞かされていても、例えばそこに至るまでに登場人物がどのような選択をしていくのかでパーソナリティが見えると思うんです。