伊礼彼方、藤井隆になら「身を委ねても…」異色タッグのアルバム語る(前編)
――そこがかわいく見えるんですね。
僕の計算勝ちですね(笑)。
――今回、アルバムでもジャベールのナンバーである「スターズ」のスペイン語バージョン(「Estrellas」)を歌われていますが、舞台上と気持ちは違うものですか?
CDでは役というよりも「歌」に意識を集中しているので、今、舞台上で歌っている「スターズ」とは全く違う印象になっていると思います。ささやかずに、スペイン語で、音を響かせるように歌っていますし、僕が見たマドリードバージョンの『レミゼ』のように、エネルギッシュな力強さを目指しました。
――舞台上とはまた別の「スターズ」が楽しめるということですね。
そう思っていただけたら嬉しいですね。「舞台で見たスターズじゃない!」と言われたらつらいですけど(笑)。そこはあえて両方を楽しんでいただけたら!
■伊礼彼方
1982年2月3日生まれ、神奈川県出身。
幼少期はアルゼンチンで過ごし、横浜へ。中学生の頃より音楽活動を始め、2006年にミュージカル「テニスの王子様」佐伯虎次郎役で舞台デビュー。その後『エリザベート』(08、10)、『アンナ・カレーニナ』(10、13)