ナイツが大切にする“新鮮さ” - 時事ネタ漫才の反響「理解できない」
漫才師が100人いたら80人くらいはやってもいいようなネタです。あれを「すごいね」とか「やるんだ」と言われることがあんまり理解できないですね。当たり前の感じでやっていましたから。
土屋:ネタを選んだり作ったりするのは塙さんで、僕はただ漫才のツッコミのテクニックとかで見られたいと思っているので、ドームという広いところでやった漫才がそのままテレビに流されるのが恥ずかしかったですね。そういうことしか感じなかったです。
塙:僕らからすると、ひねくれているとかじゃなくて、本当にテレビとかで流してほしくないんですよね。舞台に来た方に向けてやりたいというのが一番なので。
○■「見たことない、なにこれ!」と思われたい
――直後のラジオでも、塙さんは「寄席とかライブに来たお客さんが『また寄席に来たい』『ここでしか見れない』と思われるように、一生懸命作っている」との旨を話していました。
塙:テレビで流されてネットでも拡散されて、どんどん消費されていくとやっぱり「このネタは見たことある」ってなっちゃうので、嫌だなと。「見たことない、なにこれ!」と思われたいというモチベーションだけでやってます。
土屋:ちょっと反応が悪い瞬間に「これ、見たことあるのかな」